20200217

選手の資質

南半球のレース事情から 1月よりUCIのレースもメジャーとなり 各選手(プロを目指す選手からトッププロに至るまで)「仕上げ方」はそれぞれ多岐にわたるようになってきている

まあでも実際に ヤルことは決まっている訳で 歴史と伝統 学術的にもアップデートを繰り返してきても 決まったことから始められなければ 選手のカラダを創ることはできない訳で いわゆる「地脚」基礎のベースになる脚を運動生理学の基「内分泌」内臓の仕組みや赤血球のサイクルより 心臓の機能と筋繊維を同調させつつ 脳からの命令系統(随意運動と不随意運動への移行)を更に同化させ身に着ける基礎(ザックリだけど)からでなければ レースで競うまでの脚には至らない 雑なことをしているようでは いや更に戻って「的外れ」なことをしているようでは 運動会のレベルから離れることはできないってことになる

欧州の伝統(選手の創り方)を真向拒否でもしているかと痛感させられるこの国(日本)または(欧州とは)環境が全く異なるにも関わらず そっくりのもまま日本に当てハメようとするサマ 本当に不思議だ フランス本国では年間(UCI~街のレースまで)6.000以上ものレースがある環境(地理的な条件と道路事情も含め)また歴史を踏んで歩んで来ている街のクラブチームの存在があり 選手が迷うことなく「(選手が)ヤルこと」学びながら間違うことなく 練習やトレーニング 食事の摂取やレース 日常生活であったりと的外れなことをしないで済む訳だ まあでも(そんなクラブチームに)関わり携わるスタッフだって人間なので 間違ったことは言わないにせよ 確立された指導者ではない限り「意見が分かれる」そんな指導だって実際には存在していて そんな場合は『選手のセンス』教わる側の選手が判断する必要がある まあこのセンスっても「選手の資質」ってことに関わる事実かな ただこの国(日本)では核心的に至ることなく的外れ的な誘導は少なくなくって(この日本では)学ぶ場が希少であることと 偏った情報からの解釈(選手も指導者も)また学ぼうとしない常識もあったり(これは若い選手の問題)「日本のプロ」「欧州のプロ」などと なんだかペテンにハマる茶番の事情もあったりと これだけ情報があふれる時代 選手自身のセンスの問題 重要に問われてくるのかと判断している

まあ 完走を目指している選手が 表彰台に上がることはありえなく 10位以内を目指していて「たまたま勝っちゃった」なんてことも ありえない訳で そう「タイミングよく技が決まって」そうしたスポーツであっても その勝負の場まで勝ち上がる実力があっての話しだ 特に自転車レースでは「たまたま勝つ」なんてことは有り得ないスポーツ 勝てる場所まで自力で上がることができての話し そう「自力」って「追求心」に伴う「積極性」選手の資質の基本(基盤)この基盤に揺るぐことのない精神力を磨く行動 この延長線上に「カラダの準備」スポーツ選手の基礎のカラダを創る練習に至る訳で どれもこれも「たまたま」で身に着くことは なに1つない 全てが自らの行動からでしか なにもかも始まらないってことだ 

『コーチやトレーナー陣の方から「教えさせてください」と 選手へ問い掛けることはない』まあ身近な選手へは いつも告げていること この日の練習(ココはチームではないので目的が明確な選手だけが一緒に走るところ)1周/16㎞(3~6%)ギア比「2.8(固定)」LSD/SFR 1分交代/シッティングALL 6周/3.5時間(最終周は固定ギアのままゴール勝負)+1周/レース走(ギア比は解放)ジュニア アンダー 社会人選手が同じ目的で練習する ヤルことは決まっているってことだ でも今日ここに来ている選手達 目的は同じでも体格や年齢は様々 選手のカラダの準備としてオフの練習内容「仕上げ方」そのアプローチだってみな違う 「スイミングの練習は入れた方がいいですか?」『ビート版を使ってドルフィンキックを組んで』「まだ(シーズンの)疲れが残っているみたいなんですが?」『(シーズンの疲れを除去のため)コンディショニングに通って来て』「陸トレはやってもいいですか」『50mダッシュ(スタートから突っ込んで)また(最初から突っ込みと後半へ上げた)800m走も組んで』「(欧州で闘える)基礎のカラダを創りたいんですけど?」『毎週パーソナルトレーニングに通ってきて』「ポジション診てもらえますか?」「メディカルチェックに行ってもいいですか?」「ココが痛む(調子が悪い)ですけど?」「LSDからギア(負荷)を上げていく具体的な上げ方は?」「実際のスピード練習は?」「ギアを掛けるって実際?」 そうそう昨年から診てきた選手でアンクリングが残っていた選手 この日伴走していて いつの間にか完全に治っていて「やるべき練習」できていれば こと細かいペダリングの修正なんかしなくっても いつのまにか上半身の使い方まで身に着いてきていて(きっと本人も気が付いてはいない)的にハマった練習ってそういうもんだ まあ欧州では常識的な話しで至って日常的なこと そうそう アンダーとのセッションでは 費用の代償は(レースの)走りで返してもらう契約 なので「自力(追求心に伴う積極性)」のある選手は タダなんだから(オレのこと)ガツガツ使っている訳だ

この日本では 同世代の選手を褒め憧れる声は聴くけど「アイツよりオレの方が速い」とあからさまに声に出す若い選手は希少で なかなか生まれてこない レースは勝った負けたの競争で ルールの基での喧嘩(ガチのケンカ)とっちが強いかってことだ しかもプロになるってことは 年上の強いヤツにケンカを挑む(ケンカを売る)ってことな訳で「自転車レースを楽しむ」って この喧嘩を楽しむことを指す訳だ 自転車レースでガチのケンカ 勝った負けたを楽しむことができなければ(欧州)プロへ臨むことはできない 選手の資質ってことになる 

コイツラみんな 喧嘩の準備は整った 笑笑


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