20071225

サクリファイス / 犠牲


先日この二冊目のサクリファイス<犠牲>(著:近藤史恵)を読み終った この名前の本をもらったのは二度目である
ついこの前 応援してもらっている方から二冊目のサクリファイスをもらった 自転車レースの事情が 詳しく取材されて書かれている小説であるとの事で 「実際 選手とかレースってどうなのか」「感想を聞かせて下さい」なんて・・・

以前 自転車の専門誌にコラムの連載をしていた頃 記事に女子選手の経緯について書いた事があって まあ簡単に言うと 自転車を始めて2~3年で国内のトップになたものの その後全く結果が出せなかった 原因について僕は スポーツ選手を目指す者と そういう彼らが育つ環境につて自転車界は幼稚すぎるなんて・・・ そんな状況を僕は「自転車レース界での犠牲者」とコラムに書いた この時に この女子選手のご家族から多くの相談を受けて 読んでほしいと 一冊目のサクリファイス<犠牲>(著:柳田邦男)を頂いた

二冊目のサクリファイス<犠牲>(著:近藤史恵)を読み終わり この小説が語る 自転車レースに携わる者達への大きなメッセージを感じる 当事者でなければ解かり得ない事実があり かなりマニア向けって感じではあったが 正直におもしろかった

日本の自転車レース界の構図って言うのが 僕がレースを始めた当時から変わらない部分があって 若い芽を育てる環境がない 『ダイヤモンドの原石が 磨かれる前に潰れてしまう』 ・・・・・   良いプレイをする選手がいても 魅せて伝える事ができなければプロとは言えない 
道程は長い・・・ 課せられている責務は大きく でもやらなくてはならない大切な仕事である まあコツコツと 楽しみながらやていこうと思う 

20071217

練習ミーティング


12月も半ばなのに 例年よりかなり暖かく感じる・・・  来シーズンに向けて決めなくてはいけない仕事が山ほどあって チームの代表とトレーニングを兼ねたミーティングに行って来た OFFシーズンの練習なので 軽いギァで一定の速度で 全身の筋肉を見直しながらのトレーニングである
僕が所属する世田谷自転車クラブでは 地域のクラブチームなので ファクトリ-チーム(大手のメーカーチーム)と違い 1~10まで自分達でなんでも行わなければならない ユニホームのデザインとかでスポンサーのロゴの問題 細かい儀品を商社へ依頼するなどの準備である
大手チームであれば マネージャーや監督など 会社側が全て準備を整えてくれるのだが  まあ選手であり マネージャーであり コーチでもある そして営業マンでもあるわけだ なので机上のミーティングではなく 練習ミーティングってわけだ


今日も 多摩川のサイクリングコースを走り約3時間 
「ミカド珈琲」の看板にひかれちょっと立ち寄った 店内からは多摩川の風景が一望でき 気持ちの良いお店である ホットケーキとコーヒーを2杯ご馳走になりました ちょっと隠れ家の様な落ち着いた明るいお店です 自転車で立ち寄るには最適ですね
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茶房 じゅん
世田谷区玉川 1-3-6
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お店の女将さんと話を交わしていると 店内にいらしたお客さんも加わり 窓から望む多摩川の自然につて盛り上がる 聞くところ 二子玉川駅周辺の建設工事が始まったのは知っていたが 大手の建設会社が 都市開発の一環で 多摩川の土手や堤防にも改良を加える事が決まったそうだ・・・
土地の整備って もしかしたら自然破壊? 一度自然環境に手を加えたら 二度と自然にはならないのでは?
ニ子玉川南地区の皆さんへ向けて 堤防の問題と二子玉川の環境を考える勉強会などを開催しているそうです 
「ニ子玉川の環境と安全を考える会」より

20071211

世田谷自転車クラブ/velo club de SETAGAYA


◆設立:1992年1月
その世界では名前を知られた者達が声をあげ 或る目的を持って設立されました
自転車をスポーツとしての括りから 初めてペダルを踏む人から プロサイクリストまで 純粋に自転車を「楽しむ」事を目的に運営されています

◆活動
・練習会 走行会の実施
・自転車レース・イベントへの参加(企画 運営)
・サイクルミーティングの実施・自転車スポーツの発展に携わる全ての活動(広報 育成 指導 サポート)

20071203

奴らが魅せる走り走りとは






ゴールまであと800メートル 勝負が決まる瞬間である 4時間前にスタートした奴らは この瞬間 何を考えているのだろう それは選ばれた者だけに 与えられた世界なんだ 勝負が始まったのはレース後半だ 誰もが嫌がる向かい風の中であった 満を期し アタックした選手に 迷いはなく 考えるより速く肉体が反応していた その決断は ただ賭けに出たわけではない 集団から抜け出した5人のグループは 一時的に同士となり 肉体と精神の粋を尽くす それは 勝ち方にこだわり 走り方にこだわる 自分の描く最高のプロセスを実行するためだった そんな奴らが走る 自転車ロードレース  観ていて面白いに決まっている 何故なら 走っている奴らが誰よりも楽しんでいるからである プロスポーツという舞台の主役は 選手と環境を創る者 そして それを観る人達だ 
<2005年版 年賀状より>


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