20091219

imgAT

先日のセミナーで出た質問に 再度回答します
Q:「ATを見つけるには?」
A:仮想AT(イメージAT)を想定した練習方法
Details:
書籍等では ATの公式何かが出ている様ですけど・・・ かなりの安全率を取った数値な様です! ATとは そもそも「限界地点」の意味があるはず 限界地点ってのがアバウトであったら全く意味がない。。。
これまでもお話ししている通り 酸素を使って運動する筋肉で 解糖系の筋肉から生産された酸を処理し切れなくなった時点 または 解糖系の筋肉の動きによって生産されたピルビン酸が乳酸に変化する時点を ATと言う(※詳細は省いています)
その明確な地点と言うか 値を見つける為の練習方法の一つに 仮に決めたHRの値で練習をする方法がある 例えば 「220-年齢」で大まかな最大心拍数(MHR)を元に MHR×0.6(60%)=imgATを設定する
imgATの値を元に LSDで練習を実施 すぐにimgATを超えてしまう様であれば imgATの数値を上げてLSDに戻す(※加速する際には 丁寧に負荷を掛けて ゆっくり加速し 一定スピードに戻す)
そもそもは スポーツとして肉体を使っている方にとっては 最大心拍数の公式なんかもアバウト過ぎている かなりの安全率を取った大まかな公式に過ぎない部分があるからだ 人体の構造って事で 全ての人間に当てはまる公式なので あくまでも目安にして下さい(※公表している学会が理論や構造を基に求めている確かな公式です) 
安全率って本当に大切で 特に心臓の動きに関しては本当にシビアです 心拍と行っても 医学的には 1回に数えない鼓動があったり 1回の心拍を 心臓がサボったりもします 脈は時計ではありませんので 秒針の様に正確ではありません また この正確ではない脈を 自身でコントロールしようとしているので そう簡単ではない事を十分にご理解下さい
戻りまして imgATの値を 70% 71% 72%・・・ と上げて練習を試す もちろん HRばかりに気を取られていると 筋肉と関節の可動域が狭くなって 思った通りに心拍が動いてくれなくなる この 自信の肉体とコミュニケーションを取る事が非情に大切で サイクリングを楽しむ醍醐味の一つであるとも言えます
何にしましても 一定の心拍数で走る練習イコール 一定の負荷での練習となります LSDの基本です このLSDの最大値の事をATと言うわけなので まずは 一定の負荷 一定のスピードでペダリング出来る事が重要です
AT値とは 自身の肉体の中で行われている 代謝及び運動機能の比率です 今シーズンの僕のATは 180bpm付近まで手が届きそうな感じ。。。 MHRの85~88%でした!