20110420

草津 番外編<ヒルクライム補足>

もやもやは 依然 続く・・・ けどぉ~
そう 「リザルト」っての見ると まだ やっぱ 血がうずく!

今回のヒルクライムのポイントの1つに 高地って事が重要で でもまた この事は 競技スポーツの基本でもあるんだよね・・・

いつも言っている 『サイクリングは 内臓の仕組みを使ってペダリングする』 ってヤツ!

海抜1000m から 2000mまで登るって事は 当然 高地って事で空気が薄いって事になる! ようは ヘモグロビンがいくらたくさんいて どんなに活発に働いていても 酸素が少なければ 筋肉まで酸素を運びようがないって事 (でも 吸った酸素が全て ガス交換されて体内へ取り込まれるわけではない)

この事は 酸化系の筋肉を主に使うスポーツの基礎って言うか基本で 酸素をいかに多く 体内へ取り込むかって事なんだけど・・・ ここで言い出すと ホント切が無くて 本が一冊書けるくらいに 細かくいっぱいあって まあ 簡単に!

サイクリングは ッて言うか AT(LT VT)では 酸化系の筋肉を全て使い かつ 解糖系の筋肉を 血中酸性濃度4ミリモルに達しない様に筋肉を使ってペダリングする また ペダリングできるか! この事も いつも言っている事だけど! 酸化系の筋肉を動かすためには 血中の糖質と酸素 そして水の この 3つが必須で その 1つが足りない また 足りていない場合には 思った通りに脚は動かなくなる

今回の草津の場合 特に高地って事で この事が明らかに反応してくる・・・! 酸化の筋肉が動くに従い まず酸素が不足してくる そうなると酸素を取り込もうと 呼吸の回数が増えるけど 呼吸の回数は増えても 雑に息を吸うだけで 酸素をしっかりと肺まで送れていなければ 効率良くガス素交換されず 血中のヘモグロビンは 酸素を捕らえる事ができない・・・

筋肉の動きに対して 酸素が足りなくなり 酸化系の筋肉の動きが鈍くなってくる・・・ がんばって 同じ動き 同じペダリング 同じスピードを維持しようとすると 次に 酸素を使わずに動く 解糖系の筋肉が動き始め出す・・・ そうそう あっという間に 血中酸性濃度が 4ミリモルに達し ピルビン酸が乳酸と変化し 脚は「売り切れ」となる! ぱったりと止まってしまう

また高地特有の「カラットした気候」って 汗を出してもすぐに蒸発してしまうので 体外へ排出している水分の量が把握しにくい! たった 40分程度でも 必要な水分がわづかでも不足してしまうと 酸化系の筋肉は 知らず知らずのうちに 動きがわるくなって そのうち ぱったりと 脚が動かなくなってしまうんだよねぇ~ 喉の渇きって 反応が鈍いから!

なのでぇ~ まあ タイムトライアルの場合 終始一定の負荷でペダリングする事が必要なんだけど この事は 極めて難しい! なので まず こんな走りに近づけるために 雑になっていく呼吸を整えながら走る しっかりと息を吸う! そして ペダリングも 少しでも雑になると 無駄に酸素が消費してしまうので 常に確認しながら リセットしながら・・・ あと 水分の補給を 面倒くさがらず しっかりと補給する

言っている事は簡単だけどぉ~ まあ 繊細! でも サイクリングって この 膨大にある繊細な事を 丁寧に作業するスポーツです どこまで出来るか どこまで出来ているのかってのが 醍醐味の1つって事かなぁ~ 簡単に言うと! もやもやは抜けないけど やっぱ やめられないっすね!