20121130

僕のリハビリ

鎖骨の骨折から 4ヶ月経過・・・ 一昨日 病院へ行ったきた 手塚先生より 「1か月後 また写真撮って まあ それで終了にしましょう!」 って・・・

最初に撮った写真と見比べて診ると・・・ 目で見て 2~3mmくらい隙間があった骨折個所が わからないくらいになってきた(でもまだ 完全には至っていない)

今回の骨折は 肩鎖関節につながる 鎖骨靭帯から 胸骨よりに 15mmくらいのところが 骨に対して 垂直に完全に折れていたんだけど・・・

鎖骨から吊り下がっている肩甲骨をつなぐ 烏口鎖骨靱帯:うこうさこつじんたい(菱形靱帯と円錐靱帯)は断裂していなかったので 折れた骨は 折れた状態のままで(隙間が空いて) 骨はほとんど動いていなかった

烏口鎖骨靱帯が断裂してしまうと 鎖骨は上方向に跳ね上がってしまうので 鎖骨を固定する手術と 烏口鎖骨靱帯をつくり直す手術が必要だったとのことだ!(ん~ セーフ!)

鎖骨は 胸骨とつながっている 胸鎖関節を天秤の支点にして 肩甲骨と肩甲上腕関節 腕とが 吊り下げられている構造になっているんだけど こいつらを支えている 僧坊筋とともに 棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋 と腱板・・・ こいつらも ぜぇ~んぶ 鎖骨にぶらさがって 僧坊筋とで支えられているってことなんだ!

ってことは 「セーフ」って思っている靭帯は(その他の部位もだ!) まったく無傷ってわけにはいかない・・・ 断裂や損傷までは至らなかったにしろ 多少の負荷 「捻挫」程度の損傷は間違いなくあるってことだ! また 骨折の際の打撲で 腱板の損傷なんかも懸念される この腱板ってのがクセもので 4つの筋肉(棘上筋 棘下筋 小円筋 肩甲下筋)を使って 腕をあらゆる方向へ動かすことができる仕組みなんだけど 損傷しても自覚症状がない場合もあって 放置しておくと この4つの筋肉のどれかが動かなくっても 気がつかない・・・ (深いです マジ!)

最初に診てもらった時から 先生には 本当に時間を戴いて 細かく指示をもらって 議論しながら・・・ その度に(週に 2度の通院) 写真の説明や 実際に図を書いてもらったり 文献を見せてもらったことを 十分に叩き込んだ上 さぁ~ そしてリハビリ! アナトミカルアダプテーション だ! こいつらの損傷個所を 探って確かめて(コレ ホント重要で 難しいです) 緊張をほぐし 協調 調和をはかることが「リハビリ」ってことかなぁ~

落車の当日から アイシング・・・ 1日3日 40分程度 患部(折れた個所から 負荷が掛っている部位)をアイシングして その後 1時間は 体温で戻す!(経過によって アイシングする部位も かわってくる) 骨折の翌日から 3時間から 5時間程度のウォーキングも開始・・・ 固定ローラーとか 下肢のトレーニングは可能だったんだけど 実際に下肢を使うって 腸腰筋や コアの筋肉を使うことになるので 実際には 脊柱起立筋とかも動くことになる そうなると 背骨 脊椎も可動し 結局は胸鎖関節まで動くことになる そうなると 練習をしながら 傷口に塩を擦り込んでいるのと 同じこと・・・? 治癒からは 離れてしまいかねない! わざわざ回復を遅らせることはしたくない! なので 軽めに「歩くだけ」 ひたすら 歩きました(歩くことが 本当に苦手な僕が・・・) その程度 アナトミカルアダプテーションの 1歩目から

ケガの後遺症障害で悩んでいる方達を大勢診てきて ケガを決して甘く診ることはできないこと 誰よりも知っている・・・ 「痛み」とかの アバウトで 曖昧な指数で ケガを判断しては決していけないんだ そう 完治しないケースだって まれではない! カラダを治すって 簡単じゃぁ~ないんだ だから 慎重に期する! 絶対に間違わないように・・・! しっかりと カラダと対話して よく診て判断して 回復の状態も判断しながら できることを するべきことを 確実に着実に・・・ 

今年は 昨年からの落車と 今回の鎖骨骨折と続き リハビリのシーズンになってしまった また 僕の仲間のサイクリストも 鎖骨骨折が3人と 他に 落車の骨折2名・・・ 先日からは 昨年末の鎖骨骨折から 来期に向けての コアトレーニングに来てもらっているサイクリストと・・・ サイクリングとケガって 付きものにはしたくないけど やっぱねぇ~

リハビリって それぞれなんだけど 時間をかけてしっかりと行うことが重要・・・ って 言っても 「じゃあ具体的に なにを?」 だよねぇ~ そうそう 昨日も 先日鎖骨を折ったばかりの(?)サイクリストが会いにきてくれて・・・ 今後のリハビリとか 練習のこととか話をしてきました なんかホント 幸せなことです! 僕は こうしたみんなに 支えられているんだって 実感しました