20210302

トップスピード|育成チーム合同練習


 レースのキャンセルが相次ぐので いつもレース会場でコミュニケートしている 育成チームの SD(スポーツデレクター)へ「合同練習」お誘いしてみると こころよく請けて戴き しかも遠征してもらいました 両チーム スタッフ総勢 また 社会人選手の参加もあって なかなかのトレーニングレースができた

目的:スピード練習
①トップスピードの強化
②最高巡行速度の強化
③勝負感

練習:1周10㎞×3周(1クール) 計2クール+コースまでの往復 計130㎞
⇒2クールとも 3周回終了時は 最速で先頭を走りながら ガチでスプリント勝負

チームロード形式にて先頭交代 ってことは「最高速で前を引く」脚を調整して走っているようでは時速が上がらないため 逃げて走る先頭交代とは異なり 脚を溜めてセーブしながら走っているようでは練習の意味がない 「最高速」ようは時速を上げる まあこのあたりが 近年の育成の最重要課題 ギアに頼らず でも倍数掛けて脚を回す 踏んでいるだけでは(ワットの数値は出ていても)時速につながらない 速く走れないってこと また雑に脚を使っているようでは「負荷=時速」にならず なので 常に酸化系の筋繊維を収縮より「酸化系の筋繊維での回復」このあたりは常識的な運動生理学 雑に筋繊維を動かしていると意味を成さない練習となってしまう 筋繊維を1本ずつ 順番通り Type1(酸化系)の筋繊維を使い切り常に収縮している状態で 更に負荷に応じType2a(中間繊維)を使い切り Type2b(解糖系)の筋繊維を 血中酸性濃度Max4Mm「OBLA」のボーダーを僅かに超える負荷(ピルビン酸→乳酸)で前を引き 交代し下がるときの脚と 最後尾に着く脚を逆算し残し 後方で次の交代までに Type1(酸化系)の筋繊維の収縮にて回復(乳酸→ピルビン酸)させるペダリング カラダの使い方より 各選手個々の トップスピードと最高巡行速度 ようは「時速」の練習 スピード練習ってこと 脳と脚を回す練習だ

繊細に脚を削る練習は 繊細に脚を回復させる練習となり「無駄脚」を身に染みて自覚することと レース中の「無駄脚」 使うべき負荷を知ることから 厳しいレースでの走りを自ら仕掛ける試みにつながる訳だ ザルで水をすくうような バケツで水を汲むような そんな練習ではレースのレベルが向上することはなく 運動会の競争ではなく 強い奴らへケンカを挑むガチの勝負にはならないってことを言っている

まだまだ皆んな育成過程 間違わないよう導くことが オレらの責務 プロの仕事をブレずに履行します

育成チーム・合同練習会:レポート
https://yamanakakoct.com/2021/03/01/report01/?fbclid=IwAR0-9Cnb9uYyWQFdoCa3ujjGF8T-q3wEEpGgPVu218M7YWSr2jC3wApnW-g


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