20080209

LSD

















今期初の山へ向かった 2月に入って いよいよトレーニングらしい練習を始めた。。。
しかし寒かった スタート時では日差しも良かった為 気温(11℃位)より暖かい気がしたんだけど 山にはいり中腹にある電光表示の寒暖計では3℃を示していた 体幹部は汗をかき 指先はカチカチで神経が薄い・・・ 全開では踏み切らず 8分~9分くらいの力で峠をクリアして 路面を良く読みダウンヒル 気持ちは良かったけど 指が動かな~い  この日はだいたい5時間くらいの一定練習  いやいやこんなんでも やっぱ面白い

この時期には いわゆる LSD <Long Slow Distance>というトレーニングをする 長距離の種目 自転車の他 ランニングなどでも有効なトレーニングなので 最近では結構知っている人も増えてきているみたいだけど・・・
まあ自転車のトレーニングとしてのLSDってのは まず一定のペースで走行する事である だいたい30~35km/h程度 ギャ比は42×15 39×14位で3時間から6時間のトレーニングをする 目的には第一に脚の動きを診る 全開走行のトレーニングに入ると 細かい筋肉まで意識が届かなくなる為 筋肉の各部位を全て使って綺麗な回転運動を意識して走る 第二には同様に肉体全身の体の動きのチェックしながら走る そして 何より難しい事が 一定で走る事!
一定走行とは スピードメーターで同じスピードをキープする事ではありません 一般道では目に判らない程の傾斜や勾配があって しかも必ず風の抵抗を受けている この風向きを感じる事が出来ないと レースではトップ選手とは走らせてくれない (※レースでは風の抵抗が大きな駆け引きとなり それが読めない奴とは一緒に走らないんだ 『ヘボは連れていかない 一緒には走らない・・・』)  風って 追い風 向かい風だけじゃなくて様々の方向から受け 一定の走行とは 脚に掛かる一定の負荷で走行する事なんだ この事ははペダルの回転(綺麗なペダリング)にも精通している

そして LSDの最終目的が AT<anaerobic threshold>レベルを向上させる事である
ATとは無酸素運動と有酸素運動の境界の時の運動強度の事で 簡単に言うと 最高巡航速度の事である 解かるかな? そう ドイツ車となれって感じだ 最高速度が最高巡航速度!
ちなみに ATを心拍数で表すとおよそ(220-年齢)x0.65~0.85の範囲内となる また 138-(年齢/2)でも求められる また ATのレベルは一般の人でMAXスピードのだいたい60~70%くらい 最大心拍数の70%に相当する
ATレベルを上げる為には MAXスピードを上げれば必然てきにATも向上する もう一つは ドイツ車になる事 MAXに極力ATを近づける事である

LSDの走行には 多少のバリエーションと味付けをしたトレーニングが必須 タラタラ走ってるだけではダメ!
僕はトップスピードが低いので(海外選手と比べて) ATは多分85%を超えるかな?