20080203


20kgのシャフトを 僧帽筋に乗せてスクワットをするだけで筋肉痛になる脚 でもアングルレッグプレスではMax300kgを超えプレスできる脚 どっちも直線的な運動だ

自転車レースって 回転 いわゆるペダルをまわす ペダリングが命なんだ 綺麗なペダリングをする事が 自転車レースの基本である・・・ 上に行けば行くほど痛感する能力の一つでもある

この前 仲間と話しながら練習していると こんな事を言っていた 「ペダルってクランク角度が5~10分の場所から踏み出す」「専門誌に記事が載ってた」と なんかどこかサイクリストが専門誌に書いていた内容であるが かなりビックリだ まったく ナンセンス! それって ママチャリのレッスンの事なんですかかね?

そもそも ペダルは踏むのでは無く 回すのです そんな事は 基本中の基本 踏む事をレクチャーするのなら まず 脚の使い方をディティールすべきなんです
クランク角度が5~10分のところから踏み出す事とは 実際の肉体では 意識と反応とでタイムラグが発生するので 力が加わるには早くとも15分くらいの位置からですね そうなると下支点まで踏めるとしても たった15分から30分の 360度の内 1/4しか踏んでいない事になる 踏むって こう言うことだぜ!
ちょっと難しい事を言うけど 脚が0分の位置に達するまでに踏み込むイメージをつくり キッチリ60分の位置(下支点)まで踏み込み 60分に達するまでに(下支点)引くイメージをつくり 0分の位置まで引き上げる これが理想の360度 すべてに同じ力をペダルに伝える回転法である 簡単に言いとこんな感じだ わかるかな?
しかもレースとなると 1秒間に1回転以上 登りであっても回す 平地では更に回転を上げて 何時間も走るのが 自転車ロードレースだ 僅かなロスでも何万回転もの運動に渡れば 大きな力の差となる それがチャリの魅力の一つ

ペダリングの回転運動って 通常での生活では行うことのできない運動なんだ 自転車に乗らなくては有り得ない運動だ まあその為に 綺麗なペダリングができるように 上半身を創り上げるんだけど レッグプレスやスクワットは あくまでも回す為に必要な筋力を付けたり 筋肉の可動域を広げるとか 確認する為のトレーニングであって 踏む為のトレーニングでは決して無い 関節の可動域と筋肉の活動域をフルに使う為の練習だ

アホなサイクリストが 中途半端なライティングをしているから自転車スポーツが発展しない 決して言い過ぎではない 彼らの仕事を奪う事はしないから 少しは勉強して欲しいものだ