20100712

作業場

駒沢の エノモトサイクルが 僕の作業場です・・・ サンダーで削ろうかと思ったんだけど グライダーで さくっと削った方が簡単で綺麗・・・

26mmのロックリングを 11T用に 外形を 38.5mmから 35.0mmに削ります 旋盤があれば もっと簡単なんだけど ビルダーの工房に行って 旋盤を使わせてもらおうかとも思ったんだけど テーブルの位置やバイトを替えたり・・・ あまりいじるのも気が引けるので まあ ロックリングの外周を削るくらいなら グラインダーで十分だし。。。

しかし エノモトに来ると ここでは僕は まだ中学生扱いです・・・ 「練習 やってんのか・・・」「少しは 強くなったのか・・・」って! 歴代の先輩達には 僕も敵うわけもなく いつまでも子供扱いなんです・・・ 多分これからもずっと・・・?

登録の選手・・・ って もう死語? 実業団で走るって事は チームによって待遇は大きく違っても 多少のサポートを受けて走る選手の事で 練習時間であったり 金銭面であったり・・・ もちろん フルタイムワーカーで走る クラブチームの選手だっていっぱいいたけど やっぱ 脚の差は歴然で 同じレースにはならなかったよね・・・



もう結構前の事なんだけど 前々回の五輪の選考会も兼ねた 広島でやった全日本に出た時 車連が用意してくれたホテルが3人部屋で 僕と同室の2人は 自転車屋さんのチームの方達だった・・・ 『頑張っているな・・・』『よく 全日本まで上がってきたな・・・』 なんて僕は1人で呟いていた・・・ でも2人共 レースでは 後半以降には路肩で観戦していた事を思い出す・・・

僕が最初に所属した実業団チームは 弱小チームで 午前中に僅かだけど練習時間をもらってて・・・ もちろんレースに必要な金銭的なサポートはあって・・・ でも 1日中練習できる待遇の BSやシマノの連中と戦わなくてはならなくて・・・ 練習内容をいくら工夫したりしても やっぱり ある程度までの距離を乗らなくては 奴らには勝てない 互角ではダメ・・・ チームに所属して3シーズン目には 早退や欠勤して練習時間を搾り出していた・・・ 普通の会社だったら 間違いなくクビですね!
まあ ばかげている事は確かで 将来って事を考えてない? 今の時代に こんな事をしていたら 職がなくなるだけではなくて 社会生活が送れなくなる・・・

でも 時代は変わって 様々な環境で走る選手が増えて・・・ 可能性や夢を与えてくれる様になってきて・・・ すごく良い事でもあるんだけど 選手の立場で言うと 疑問も多い・・・!
この エノモトサイクル出身の選手は 多分 僕が最後なんです・・・ いちばん下っ端って事です ん~ こまった! 今後もず~とかもしれない・・・ 僕の下っ端 つくっていきたいんです・・・ どうしようぉ!