20120623

わずかな領域をコントロールする

サイクリングを始めて 3シーズン目にもなると 「練習のしかた」ってのが いっぱい疑問に感じるようになる・・・ とくに ネットの情報が飛び交う時代なので 良くも悪くも とにかくたくさん

海外からの情報も多くて 翻訳されている書籍なんかがガイドライン的なメソッドになっている パワートレーニングなんかも いまは 当たり前の練習方法となってきた・・・ でも この パワートレーニングって 後付けの理論て言うか 多くは 僕らがジュニア時代からやってきた ピストの練習に近い練習方法なんだよね だから 斬新な感じはまったくなくってさぁ~ なんか 初心に戻ってホント新鮮!って感じなんですョ~

理論的に数字で管理して練習できるって いたって解りやすい! FTP【Function Threshold Power】的に L4 での練習・・・ ようは LT【Lactate Threshold】領域 ってことだ もっと具体的に言うとさぁ~ それにしても 知識レベルが上がってきて 僕も やりがいってのが本当に上がってくる!

そもそも 「AT【Anaerobics Threshold】」って 結構 大きな括りで もっと詳細に現すと・・・ 何度も言っていることだけど 血液中の酸性濃度が 4Mn(ミリモル)を超えると どんなに鍛えた才能のあるプレイヤーであっても 筋肉の収縮に妨げとなる その 4Mnの地点を OBLA【Onset of Blood Lactate Accumulation】って言う その手前に LTの地点がある 実際の LT値って 血中酸性濃度が上がり始めて 2Mmを過ぎたあたりから 急に酸の濃度が上昇し始める地点を LT1って言って その地点から 直ぐ先に 急上昇し始める地点を LT2と言うんだけど この LT2の地点から血中酸性濃度が上昇して OBLAまでの地点までは ほんのわずかな領域となってさぁ~ それと 吐く息の 二酸化炭素排出量が増加し始めるポイントを VT【Ventilatory Threshold】なんて言って・・・ こんなことを ぜぇ~んぶ ひっくるめて 「AT」って言っている! なので 厳密に言うならば ATのライン(領域)は OBLAのレベル(ライン)ってことになるんだ

この領域って 僕らにとっては コントロールできないと話にならない領域なんだけど その領域って マジ わずかな領域なんだよねぇ~

内臓で繰り広げられている代謝の仕組みを 自身の意思でコントロールするって いくら理論が解ってても そう簡単ではない それに もっと大切なことに 筋肉の使い方 使っている筋肉の部位と種類まで 自身で認識できなければ まったくと言って 意味のないことになりかねない そのために 「丁寧にカラダ 筋肉を使う」ってことが 必要なんだ