20130613

コーチ トレーナーの仕事

1995年に 初めて コーチとして 女子のサイクリストと 年間契約を交わしたんだけど・・・

ダメダメでしたねぇ~ ボク・・・

競技者 プレイヤーとしては まあ そこそこ(僕のこと) でも 指導者としては 素人でした!

いま現在でも つねに反省していることです

その 2年前(1993年)から これまでに培ってきた事を 机上で学び直して 言葉や文章で表現できるように勉強してきたんだけど・・・

しかし 肝心なことを 学び忘れていたことに気がついた・・・ そうそう 知識があっても そのことを そっくり伝えることが コーチやトレーナーではなくって 指導する相手に 最善の方法で伝えることができなければ ただの 自己満足の講演会になってしまうんだ! そのためには指導する方のことを 「知る」 何を考え なのを望んでいるかを(カラダのことも含めて) 心理の部分から探り出す仕事から入らないと まったく話にならない まあ このことを コミュニケーション能力とか コーチングスキルとでもいうのだろう・・・ 2001年に 民間のスポーツ施設で 「パーソナルトレーナー」としてプロ契約を交わして 活動を始めた時に 思い知らされたことなんです 2度目の ダメダメでした できていなかったって ことでした

僕たちの仕事って 100% 「ソフト」を売っている・・・! 物理的な何かは まったく存在しなくって 目に見えない商品を販売する仕事! なので 仕入れる商品は 「最新の知識と理論」「最新の技と技術」「最新のコミュニケーション能力と コーチングスキル」 この 3つ! 1つ欠けても プロとしては 料金を戴けません
※ここで言う「最新」とは これまでに培ってきたこと 積み重ねてきた経験とキャリアを基に 「最新」を重ねたことをさします

まあでも 知識や理論 技術であっても 「最新」ってことになると 机上の勉強だけでは 到底 すぐに「浦島太郎」になってしまう ようは 時代に遅れるってことだ! つねに 指導をかさね続けていないと 最新の情報を得ることはできなくってさぁ~ 様々な方とのセッションを繰り返すことで 「最新」ってのの維持ができる そして 経験とキャリアにつながる・・・ 時代とか時とかで 日々変化するヒトのカラダを知るって 理解するには 幅広い年齢層 性別に関係なく 目的如何なく また様々なスポーツアスリート達とのセッションが 相互的にフィードバックし 技や技術の修正 改善につながって 教科書には載っていない カラダの構造を知り 確認することができて さらに コミュニケーション能力と コーチングスキルにも生きてくるってことなんだ・・・ ん~

最近になって サイクリングのコーチも 少しだけ増えてきて ユーザーの立場で 選ぶこともできるようになってきた・・・(?) とても良いことです! でも まだまだ 「サイクリングのレッスン」と言っても 「サイクリングを習う」って習慣が この業界には希薄・・・ 「別に 習わなくったって 自転車には乗れる・・・」 そうそう ゴルフや スキー テニスなんかと違って (まあ スキーなんかは 滑れなければ 習うしかない?) 自転車くらい 乗れますからねぇ~ だからこそ 僕たちコーチは 費用を払ってでも 「習う」 価値の提供ができなければならないんだ

そう そして コーチの資質・・・ 今後は とても重要になってくる! 15年くらい前 「パーソナルトレーナー」と言う言葉が出るようになって 当時 世間では「いかがわしい」と 猜疑された仕事・・・ トレーナー側も いいかげんな 自分の理論を語るだけの インチキな奴らも多かったのも事実で  「まあ仕方ない」って思っていた でも最近では 「パーソナルトレーナー」の存在 仕組みなんかも理解されつつ 淘汰されてもきている感じ(若干)なので プロの仕事として 飯が食える 淘汰されたトレーナーは希少ながらも 確立されてきている

しかし 淘汰されることのない 多くのトレーナーは 専業には至らずに だから キャリアも積めない・・・! このことって サイクリングのコーチとかさねて考えてみるとさぁ~ このところ 近年のことと パーソナルトレーナーの歴史をかさね合わせると 同じようなことになっていくのだろうか・・・? 大きく懸念! はかるのはユーザーなんだけど 様々な情報を入手できる時代で でも 正確な情報 求める情報 必要な情報は少ない? 解らない・・・? かさねて 情けなしことに メディアも弱っチョロい・・・!(マジ) なので みんな 判断が難しい・・・

だから僕らは しっかりとした事実を 判断して発信して 伝えて いかなければならないんだよねぇ~ さてさて こっちの方にも 手をつけないとならない・・・ 仕事は 山積みです