20140811

スピードと「なかギレ」

伝えていかないことって

クドイ 昔の話を聴いてもらわないといけないことも多く・・・

『みんなに「ひかれないよう」 気を付けて』 そんなふうに いっつも 僕たちは 戒めながら なんだけど ねぇ~

前回の練習会の時 番外編で 仲間の「タイムトライアル」用の自転車に乗ってから・・・ 

コレ 時代を痛感させる(笑) 

「チーム タイムトライアル」に こんな仕様で走っていた時期に レースに向けて (小田原-厚木道路の)高速道路の側道で チーム練習をしていた・・・

練習でも ディスクホィールに TT(タイムトライアル)用のヘルメットに ワンピース姿でチーム全員で! 練習の内容は単純 スピードメーターをそろえて 「時速 55km/h キープ」 数字を見ながら練習することは 「今の流行の練習と 数字を見るところは一緒だけど 「数字」が違う! 「パワー」≒「スピード」ではない!ってこと ん~ 至ってシンプル ただ 55km/hの数字を維持しながら 先頭交代して走るだけ(笑) ギア比は 53×14~13T程度かな 1時間から2時間程度 ただ 「時速55キロで 前を引く」 そして 「交代して 後ろに着く」 ただ この繰り返しの練習 やっていることは単純だけどだけど とっても繊細な練習です

さすがに 55キロで前を走るって 「ドカ」って 雑に踏んでたら 秒殺です(笑)! そう 後ろに着いているだけでも そんなに「楽」ではない 上手に着くことができないと 「後ろに着いている意味がない」 そうそう 前を 「踏んで」走っているようでは 交代して下がっても 後ろで休む走りができず サクッと 千切れてしまうんだ・・・ ギアを掛けて まわして加速し 倍数を 脚をまわして走しり 回復させる走りができないと 秒殺! 

1回引いたら(引けたとしても)チギレてしまいます そんな走りだと 何度も繰り 着きなおしても ルーティーに入っても 自分の引く番が来る前に 離れてチギレてしまいます(何度も視てきました)

速く走るようになるための練習には 本当に繊細に 多くの細かいことを丁寧に たくさんのことを 考えながら 飽きるほど繰り返し 脳と脚をまわすことで習得につながり 「速くなれる」に 近づくんだよねぇ~

この練習 単純でシンプルな練習なんだけど こんな練習ができるようになるまでには 多くのことを身に着けてきたから こんな走りの練習が可能となる 後ろに選手を着けて加速 前を引くには 路面の微妙な状態や 常に変化する風向きの状況を図り スピードの変化を調整し しかも 前後しないよう まっすぐ走る・・・ 交代し下がる際にも 下がるスピードをコントロールしながら そして 後ろに着く技術で・・・ またクドイ(笑)?


それと 意味不明な「ルール」 いまだに繰り返す? レースでの 「中切れ(なかギレ)」の話! 笑っちゃうこと言っている『日本人サイクリスト』 マジ多いです 困ったもんです(笑) 

国内のレースで 集団がスピードの変化で 間延びして メイン集団から 1列棒状になって 集団から離れないよう 1列棒状で「必至コイテ」 ひたすら「千切れないように」 後ろに着くって言うよりは 個々に棒状になって集団を追う・・・? そんな光景 経験したサイクリスト 少なくないと思う

そんな状況で 前の選手との距離が空くようだと 更にきつくなって 後ろからは「切れるなよ」「中ギレするんな・・・」なんて罵声が飛ぶ(笑) まったく バカバカしい(笑) こんな走りしてるから いつまで経っても 強くならないし レースのレベルも上がらない こんなの 何十年も おんなじことの繰り返し・・・

結論 『中切れ 良いじゃん』 何の問題があるんだろう・・・ マジ!

「中切れ するんじゃねぇ~よ」とか 怒鳴っているヤツ 切れる選手の後ろを走ってるんだから 「お前だって 集団から離れてんじゃん」・・・ 欧州の選手と走っていた時期に こんな言葉があるんだ 『走れない選手の後ろ走って 四の五のもんく言ってるヤツ イモ選手の後ろを走ってるんだから お前は もっとイモ!』 意味 解る?

みんな なんか ロードレースを誤解しているようで・・・ (集団とか)前を引く「義務」 先頭交代をする「義務」 中切れしたらいけない「義務」 そんなの ないんです! だって 『レース』 勝負 競走しているんだからさぁ~ 国内のレースの風習なのか 「暗黙のルール」みたいな どこかで決まった へんなことを 厳守(笑)しているサイクリスト マジ へん? それぞれの選手が 個々の目的 走りを目指し 「勝」ためのプロセスを実行する そのためには 「無駄なことは 絶対しにない」 コレ どんなスポーツでも常識っす

スプリンターは できる限り脚を使わずに ゴール勝負に持ち込む そのためには レース中 無駄脚を使うことはない たとえ きついわけではなくっても 集団のスピードが上がっても 脚を使って追ったりはしない 中切れして 「他の奴らに追わせる」 なんの問題もない コレがレース そんな選手に 「前に出ろ」とか 「追え」とか「切れるな」とか 怒鳴っている選手は 『ロードレースを知らない』ってことだ また ゴール勝負で勝てない選手は 逃げればいい 逃げられなきゃ『負け』 それだけ・・・

まあ プロのレベルを言っても~ とは思うけど・・・ チームオーダーで ペースコントロールの仕事を考えれば それぞれの目的の走りに徹する コレ 個人だって おんなじの事 自分の走りとか 勝手なルールを 『人におしつけるな!』 レースは勝負 仲良しコヨシじゃないんだから (※諸々 詳細は省いて書いています)


charipro SeijiSaito
Official website:http://www.charipro.com/