国内のサイクリングの環境では 高校生の時期に成績を残して プロチームのスカウト 誘いの声が掛かるってのが いわゆる 「エリート選手」! こんな選手は もちろん 大学の自転車部からのオファーもあったりで ようは 「選択肢」ってことになる・・・ まあ当時 僕も お誘い? って程ではなかったものの 弱小チーム 弱小自転車部の大学から ね! だから 僕は まったく 「エリートでは ありません」 這い上がり組み(笑) です (自分で つねに 掴みとりに行ったってことです)
現在 国内では 企業 メーカーのプロチームの 「ファクトリーチーム」と 国内の地域拠点に サポート スポンサーを受けるプロチームの 「クラブチーム」 と 概ね 2つ(2種類)の プロチームのカテゴリーが存在する ※UCI(国際連盟)の区分の説明は省きます
もう少し 特異性を言うと 企業 メーカーのプロチームである「ファクトリーチーム」では 選手を終了した後は 社員として継続して雇用される仕組み 契約もあって 選手は 諸条件を契約 雇用されるといったチームに所属する また もうひとつに 地域で 大小の民間企業からサポートを受け チーム運営されるプロチームである「クラブチーム」では 各選手は 個別に選手として プロ契約をして給料を稼ぐ仕組み 当然 「雇用」といった仕組みはない
欧州 海外のチーム(プロチーム)では もちろん 「雇用」といった仕組みはなく すべて 後者の 「クラブチーム」で プロチームの運営がされていて (欧州のサッカーと同じ感じです) 選手は 好待遇で契約できるチームを探し 契約する仕組み! また 「ファクトリーチーム」では 日本国内 特有の仕組みで とっても素敵な環境と言ってもいいんだ 安定した給料 好きなだけ選手を続け その後は雇用されるって仕組みだ・・・
欧州のプロチームと 同様に運営される 国内の「クラブチーム」では スポンサーの経済事情 社会情勢 企業のポリシィー (担当者レベルでも) 企業の目論見次第で タイムリーに状況が変化するケースも少なくない (特にトップチームは 莫大な費用が計上されるため) 給料を含め 契約条件 条項 個人のことだけではなく チームの運営 存続 継続 消滅なども 常識的に変動します
どちらのチームであっても 僕たち 選手は 「広告」 宣伝媒体! ようは 僕たちは(広告)「看板」ってこと スポンサーさんのロゴの入ったジャージを身に着け メーカーさんの自転車に乗り 「スポーツ」という プロの興行のもと 「観てもらう」 これが仕事ってこと・・・ TVCM 街頭の看板 Webの広告 そのまた ひとつに 「プロスポーツ」ってのがあるってことだ! 特に クラブチームの選手は 雇用と言った保証があるわけではないので 常に「プロ意識」のレベルは 死活問題に直結する(プロだったら あたりまえだけど) なので 自身の走り 振る舞い 言動はもちろん イメージや結果(仕事)=ギャンティ(待遇や契約条件)に つながり シビアに反映する・・・ まあ どんなプロスポーツでも 同様の常識ってことだけどね
更に比較すると チームの活動は それぞれの目的によって異なって・・・ 国内のクラブチームでは 「地域」のサポート スポンサーを受けているので 国内のツアーレースを転戦し 国内で 宣伝 広告を打つ! また ファクトリーチームは 海外 アジア諸国を中心アピール 転戦し ユニホーム 自転車を魅せる活動をしている
ここまで言うと どっちが「良い」 どっちに「入りたい」って 明確? どうなの? 国内のチームを転籍 移籍し 結局は ファクトリーチームへ落ち着いて 雇用される・・・ そんな選手も ねぇ~ まあ でも どっちとも 欧州のプロチームに「移籍」できる仕組みはない! これ 選択肢?
ただ 近年の国内のレースでも 国際レースが増えてきて 欧州のトップ選手も 日本のレースを走る機会もあったり また 欧州で走る(契約していた)選手が 日本のチームと契約し 国内のレースを主に走る選手も増えてきたことなど 国内のレース事情も変化しつつある・・・ そんな状況下で クラブチームの選手が単身 海外に渡る もしくは ファクトリーの選手が チームを辞めて 欧州へ挑戦なんて そんな絵図は 「ありえない?」 常識的に考えても 国内で 選手として飯が食えて プロとして活動できて 外国人選手とも走れる? のに わざわざチームを辞る 「理由?」が・・・ ねぇ~ だって 欧州のチームに入れても 走れなければ ねぇ~
ジュニアで そこそこ 走れるようになると 僕らの時と同様に 「ファクトリーチーム」からの誘い 声が掛かる 同時に 「大学の自転車部」からも・・・ でも あたりまえだけど 「クラブチーム」からは いきなり誘いは そうそう来ない! じゃ 2択!? そう 高校を卒業と同時に 海を渡らせるほど 家族と本人が 決断できる環境と 信じた資質と 賭け? そうそうできないよねぇ~ 正直! やっぱ 2択かぁ~ 現状 「ファクトリーチーム」に所属となると ようは「就職」ってこと 高卒で就職するってことだ まあ でも「プロ」になるってことだ
それじゃ~ 大学の自転車部? これ 安全で無難 学卒っていう 一般的な「資格」もゲットできて 4年の内に 欧州で走る機会もあるかもしれないし(?) 4年後 「ファクトリーチーム」へ入ることも もしかしたら(?) あるかも・・・ そうそう 戦績 成績次第では 「クラブチーム」からの誘い 声も掛かるかも(ん~?) でも 大学を選択すれば 走る環境は 「学連!」(大学の自転車連盟)のレースが中心になる (レベルの話は あまり言わないけど 大学のレベルってことだ!) その環境で サイクリストとして はたして向上できるのかってのが問題だね これ マジ重要 (選択をミスすることも実際・・・)
自転車選手って サイクリストって 「プロ」へのプロセスで 19歳 20歳って 24か月の期間が 命運だ! 世界共通の事実なんだよねぇ~ マジで!
どんな環境 練習とかも含めても 18歳くらいまで 「目標に向けて走っていれば」(ちゃんとね) 仮に 間違ったこととか 走りとかしてても ジュニア 子供に必要な「すべてを」 身に着けることはできていて 仮に 本当に間違っていても これまでにやってきたことは この2年間で まったく 無駄なく修正できるんだ(マジで 本当に) 僕の知る限り 欧州でも 国内でも・・・ そう そして 20歳くらいまでに「才覚」 「結果」 何か明確に視えてこなければ 「プロ」で走るのは厳しい! なので この頃までに 進路を決断する しなければならない (その子の将来のために)
メディアには出てこない 僕なんかみたいに 単身 欧州で転戦している若い日本人選手もいるのかとは思うけど 向うで 勝ち上がって 欧州のプロチームまで到達するのは マジで厳しい・・・ 日本国内で チャンピオンになって その成績をもって もしくは 日本代表選手になって 海外のレースに望み 欧州のチームの「門を叩く」 現実的には こんなプロセスを踏むことが 堅実? でも そうそう 全日本メンバーだって・・・ ねぇ~
アンダーエイジの問題 課題 それと 国内の事情・・・ ん~ ブラックホールに 吸い込まれそうです どうにか しなきゃ!
charipro SeijiSaito
Official website:http://www.charipro.com/