20090829

ベテラン サイクリスト

前回 僕のセミナーにもご参加を頂きました TAC(東京サイクリング協会)の箭内玲子さんより コーチングの依頼です 

昨日ミッドブレス虎ノ門にて カウンセリングと簡単なパートナーストレッチを実施してきました
明日から北海道へサイクリングへ出かけるとの事で なんと1日100kmを2日間走る予定だそうで・・・ セミナーではお伝えしにくかったパーソナルでのアドバイスをさせて頂きました

しかし驚きました 僕の大先輩なのですが! 体脂肪の少ない脚に ビックリの柔軟性!!!

腸骨から脛骨に繋がるニ関節筋(大腿二頭筋 半腱様筋 半膜様筋)また大殿筋を多角面から 腰脛靭帯と薄筋まで 丁寧に伸ばしました これだけの可動域が確保されているので これまでに関節などの大きな痛みやケガをされた事がないと仰る。。。 納得のお体 いやいや納得の肉体!と言える
また しっかりと脊柱筋が支えている為 骨盤と腰骨の柔軟も滑らかで・・・ 「若もんが見習わなければならない」と 自分にも戒めました

若干に 僧帽筋に硬さが診られる為に肩甲骨の動きに制限がかかっている 簡単な動きと運動をアドバイス 自転車は背中を使って股関節を動かすスポーツです 肩と背骨 腰骨と骨盤 股関節と膝の柔軟が要です

その他には 15~20分に一回の給水と 20~30分に一回の糖質の補給を案内し あと簡単なセミナーもさせて頂きました

ペダルは丁寧に踏む 決して力任せには踏まない様に。。。
酸化系の筋肉を使って走る為には 丁寧に筋力を使う事が大切です 力任せにペダリングをすると ATP経路の筋肉が先に動いてしまい ピルビン酸が直ぐに乳酸に変化し 血中乳酸濃度が上がってしまいます その上 酸化系の筋肉を休ませてしまうと 何時まで経っても乳酸が除去されず 自身で気が付かないうちに可動域が低下し筋力も落ちてしまいます

まめに重心の移動を繰り返し 同じ部位ばかり使わず 体の隅々まで筋肉を使える様にする その為には ハンドルのグリップの位置を変えながら また サドルの位置も多少前後させて乗る事で 疲れにくいライディング 疲れても回復するホームに繋がってまいります

ヒトの体は ポジションが3mm変われば 別な筋肉が反応します 選手ともなれば 相手選手に疲れている事がバレない様に 微妙にポジションを変化させてレースをします まあこの微妙なホームの変化を見抜く事も 自転車ロードレースのおもしろさなんだけどさぁ!

何キロ走っても 何時間乗っても 「疲れていないのか?」 そんなホーム そんなペダリング できたら本当におもしろいですよ!

東京サイクリング協会:http://tokyo-cycling.web.infoseek.co.jp/