20150331

森 幸春 (一周忌)

はやいです・・・ 去年の 4月2日のこと! そう レイクウッドへ お参りにいかないと・・・!
http://charipro.blogspot.jp/2014/04/nichinao-sidi-campagnolo.html

さて・・・! なにを 書こうかなぁ~  この写真は 京都での ロードレース・・・ (僕が撮りました)

「恨みつらみ」 (笑) 僕しか 言えないので ねぇ~ フフ

因縁のレースでした・・・ 2つ目の写真は 谷中 努 と 森さん です

国内の 都道府県別に 代表選手が 各2名 選出されるレースなんだけど ニチナオ(Nichinao SiDI Campagnolo Team)からは 森さんだけ・・・(神奈川県代表) 僕は 完全サポート役で参戦 谷中は トラックに参戦で 僕と同様に サポート組・・・ (この写真 「サコッシュは こう渡して・・・」 そんなを 谷中へ 森さんからのレクチャー)

この年は 春先早々から 僕の表彰台が先行し 5月のツアーレースでも ガッツリ逃げを決めたりと ナショナルメンバーにも入っていて そう 神奈川選手権(トラック)でも優勝したんだけど・・・ 僕の出場は できなかったんだよねぇ~

神奈川県には 当時から 「ミヤタチーム」と 僕ら 「ニチナオ」と 2チームが拠点としていて 選手の選出に 「ニチナオと ミヤタ 各1名づつ選ぶ・・・?」 そんな選出となったんだよね・・・ ミヤタの 先輩選手から 「サイトウ ゴメン 悪いな・・・」 などと 言わしてしまう有り様 (先輩のせいではありません) 森さんより 「トラック 走るんなら 4000mでも ポイントレースでも・・・ どおする?」 って言われたんだけど・・・ 出ませんでした

もちろん 森さんも(ロード) 谷中も(トラック) 表彰台に上がってます!


こんな エピソードも もろもろと 少しづつ 僕と 森さん 必要以上に 「摩擦」が・・・ ボク(僕たち)にとって 子供の頃から 森 幸春は 「神様」のような存在で 同じチームで走るようになって 毎日まいにち ガチで(勝負)練習してて 「こんな練習していると レースの方が マジで 楽・・・・」 練習に行けば いっつも 結局 僕と森さんだけになって 真っ向勝負で 『森さんの後ろは 絶対走らない・・・』  そんな気持ちで

北海道のツアーレースでは レースの前夜の チームミーティングで 森さんより 「ボクと セイちゃん 第1ステージで 順位が上に来た方を エースにする」と・・・!

そして始まった 第1ステージ・・・ 市内のパレード走行から 山へ入るとすぐに 森さんが動いた・・・ (北海道)地元の選手と 2人で先行 逃げ始めた・・・ 当然 僕は 集団の先頭に出て 自分の仕事にはいった! 先行する 森さんとの距離を 慎重に図りながら 集団を引っ張る・・・ 引くスピードが 遅ければ 集団から飛び出す選手が出るので そこそこのペースを創り 維持しながら 「10m走る毎に 10㎝づつ 間隔を空ける」 そんな走りに徹する・・・ 決して 後ろを振り返ったりせず (そんなことしながら走っているようでは アシストは務まらない) 何キロ そんな走りで登ったか なかなか 森さんとの間隔を空けることができず

「そろそろ 登り切っちゃいそうな・・・」 僕の後ろが ザワツイテくる・・・ もう ホント プレッシャーで 後ろなんか(一度も振り向かず)見なくたって 誰が 僕の後ろにいるのか マジで解って でも 僕に かさなってくることなく (僕が ペースを創って 仕事しているのが解っているので・・・)

登りの直線の 先が開けた瞬間 三浦(恭資)さん (高橋)松吉さん (鈴木)光宏さんが アタック・・・ 僕も カラダが勝手に反応・・・ すぐに 森さん達に追いついて 6人で 登り切り 下りへ・・・ (下りで 地元の選手がチギレ) 5人での逃げが 悪夢のように始まる・・・ この集団に ニチナオだけが 2人 「エース争い?」 そんな 安いレースでは 決して なかったんだ

風向きを読みながら 左右に抜ける フラットのスピードは 「マジでこんなペースで・・・」 でも 僕がイチバン 下っ端なので 脚をためて走る訳にはいかない ガッツリ脚を使い (みんなより)前を引く・・・ この先 まだ峠があって 既に このメンバーでの逃げ 完全に 「逃げ」は決まった? でも 当然 登りはじめると (解ってはいたけど) アタックが掛かる・・・ そう 僕たち ニチナオだけ 2人・・・ 僕がチギレルわけには いかない・・・ 僕のすぐ後ろには ニチナオチームのサポートカーが ぴったりと着いていて・・・ どうにか 登り切り 5人で下りに入ってから もう 100㎞以上逃げてきた 残り 20㎞ あとは フラット・・・ 僕は ボロボロ! 僕が 「エース」 そんな走り まだ 早い・・・! 思い知らされた

この翌年 僕は チームを離れることにした


たんなる むかし話を 懐かしんでいるつもりでは ないんです! 森さんと ニチナオのみなさん 僕たちで築いてきたことは まぎれもなく 「プロチーム」 の最初・・・ むねをはって 言えることで 伝承しないといけないことでもあるんだ・・・!

プロチームに入るってことは 多くのサポートを受けることになる その代償は 「プロ選手としての振る舞い」 「揺るぎないプロ意識」 そして 「魅せる走り」と 「勝つための走り」 「仕事としての走り」が 要求されるんだ! だから この 全部が 「プロ」のレベルに至らなければ 当然 チームには存続できない・・・ また 「ポジション争い」から チームを去るケースも あたりまえの 当然のこと・・・ 僕たちが培い 歩んだ 20年以上前の 国内での事実 そんな話しなんです


3年前 ショーで 森さんと久しぶりに会って (関係者の)みんなも集まってきて 若干談笑・・・ でも 僕とは目を合せてくれない・・・ でもでも (森さんから) 「セイちゃん 調子はどお・・・?」 「いま ヤビツ 何分・・・?」 目を合せてくれなかったけど 真剣そのもの・・・ 普通に ニチナオの時と まったく変わらないプレッシャー バリバリ・・・ まわりのみんなが 息をのむ・・・


ぬるいことは やってられない



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