20091214

チャリプロセミナー Vol.4

9か月振りの開催です 諸事情もかさなり 本当に少人数のセミナーでしたが ちょっとしたサイクルミィーティングの座学版って感じで実施ができました 西湖の仕事でお世話になった方達にも お越し頂いたり お花を頂いたりと・・・ 幸せを感じています!

さて くどい話を簡単に書きます ≪内容からの抜粋≫
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「自転車の乗り方と言っても プロになる為の練習って言うのではなく」「でも プロを できる限り目指すってのも もちろんです」
サイクリスト達は みんな 疲れています 疲れと戦っています 自転車って 疲れない様に走るスポーツです  の為には 疲れの仕組みを理解していないと なかなか前には進めません

成人になってから サイクリングやレースを始めた方達へは しっかりと 理論を理解して乗って頂いた方が 早道です どうせやるなら 理論や理屈を考えながら スポーツとして楽しむ事も 楽しみ方の一つです
また 現在の生活環境を基に 上手に自転車の練習ができる様 無駄を省いたお話をします 現在の環境で パフォーマンスを上げる事は 十分に期待できるはずです
僕の事になりますが 僕の自転車人生で 今が一番強いと思っています 本当です 多分 来年は もっと強くなると思います 肉体年齢に応じた練習を 自身のレベルに合わせた練習をする事が大切です 今日は是非 何か見つけて 持って帰って下さい

■エネルギー供給の仕組み
定期的に 糖質の補給を続けて 酸化系の筋肉をフルに動かし続け かつ 解糖系の筋肉を血中酸性濃度が 4mMに達しない様に運動していれば 理論上 永久に運動し続ける事が可能となります
理想を言いますと 丁寧なペダリングで 酸化系の筋肉をフルに使った上で スピードをコントロールする為に 解糖系の筋肉で調整して ATのレベルでキープ 更にスピードを上げる際に 解糖系の筋肉をフルに使って走る そして スピードに乗ったら ATに切り替えて 乳酸をピルビン酸へ戻し回復させる

■私の経験をお話します ヨーロッパで小さなレースに 出ていた頃のお話しです

■優しいペダリングをする為には ギアとギアの間は 自身の脚でギアを作る また 同じギア比でも 自身の脚でギアの幅を作る

■筋肉は 丁寧に動かす必要があります 雑に動かすと 酸化系の筋肉が使えず 解糖系の筋肉が先に動いてしまいます

■ATを使った ゴール勝負の例を紹介します(過去に勝負した 私の実例です)
現在の ツアーオブジャパン 東京ステージ(大井埠頭)オールフラット 平地の150kmのレースです ロードスプリンターと 互角にゴール勝負をした時の事です
ゴールまであと10km タイミングを図って逃げに入る 僕の逃げにシマノの選手も付いて来た・・・ ラスト2kmから先行 僕のAT限界でロングスプリントをかける 後ろに付いているロードスプリンターは余裕で付いてくるが 2km近くも高速で走り続けていると 僕よりAT値が低いため乳酸が溜まり始める・・・ フィニッシュライン手前では互角にゴール勝負をする

■では ATのレベルを上げるには
その一つに 心臓に負荷をかけて 血液の供給量を増やす方法です
・解糖系の筋肉に負荷をかけて 溜まった乳酸を酸化系の筋肉で 高速処理を行う練習方法(インターバル) 
・酸化系の筋肉のみを使った練習方法を LSD(ロングスローディスタンス)
更にATを上げる方法の一つに ヘモグロビンがあります
このヘモグロビンって奴が多いと たくさんの酸素を体内に取り入れる事が出来ます 血液中に酸素を多く取り入れるには このヘモグロビンの量を増やす事が重要です 高地トレーニング同じ理論が LSDでも言えます

日常の生活で このヘモグロビンを増やす為には もっともな基本としまして まずは栄養です
ヘモグロビンとは、簡単に言うと血液中に存在する赤血球の中にある蛋白質です もう少し掘り下げると ヘムという鉄分と タンパク質からできています

■タンパク質の働きと アミノ酸代謝について
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お運び頂きました皆さん また お越し頂けなかった皆さんにも 感謝です ありがとうございました

協力:MID BREATH Binary, Inc.他