20111228

今日で10日目

先週の日曜日に 落車して 養生してました・・・ フィジカル部分とメンタル面のリカバリーです!

国道 1号線 保土ヶ谷のあたりで よってきたクルマを避けようとしたら 車道に 縦ミゾがあって 気が付かず 前輪をとられてしまい 前から コケてしまいました

あっと言う間の事で ブレーキすら掛けられず まるで 落とし穴にでも落ちた感じだ・・・

肩と顔面から アスファルトに接触して 左の肩関節が外れて 顔は挫傷してしまう有様です

意識はもうろう・・・ ころんだまま 起き上がれず おこった事を考えた 『コケたぁ~』『まじかよぉ~』『しくじった・・・』 それと『痛てぇ~』
クチの中も かなり切った感じで みるみるうちに クチの中に血が溢れてきた 溜まった血液を 何度か吐き出しているうちに 誰かが救急車の手配とかしてくれて 励ましてくれながら そばに着いていてくれた(本当に感謝です) こころから 本当にありがとうございます

半分くらい 意識がもうろうとしてたんだけど 若干の絶望感のなかで いまやる仕事をとりあえず・・・ そう まず骨折なしていないか! 腰から下肢は問題なさそうだ 左の肩を上げようとしたら あきらかに脱臼していて 顔とか全身の痛さついでに 自分で関節を戻した!(自転車を始める前まで 柔道をしていたので 子供肩関節くらいは入れられるっては思ってたけど まさか 自分の関節を入れるとは・・・) とりあえず 『痛てぇ~』って叫んで 関節は納まった!

無傷の右手で あっちこち探る・・・! っていうか コレだけ クチの中に血が溜まってるんだから・・・ と クチの中に指を入れて 歯の状態を確認・・・ 何度も指でこすって確認して 『ラッキーだ 歯はたすかった・・・』(何がラッキーなんだ?) 頬やアゴの骨も 何度も確認して 大丈夫そうだと認識する でも 顔中 キズだらけ・・・ 『目も鼻もOKだ』(まあ よかった~)

救急車が来て ERに・・・

救急隊に 「貴重品は みんな持ってますね?」って質問されて 『いいえ 1つだけ残ってます』 「取って来ますので なんですか?」って言われたので 『自転車です』って答えたら 「自転車?」 『僕よりも貴重品です』って言ったら 「あなたよりも大事なものはありませんよ」って かぁ~るく お説教・・・ 救急隊員の方が 警察にお願いしてくれて 警察で預かってくれることになった(皆さんに感謝です)

救急車の中でも 病院でも ずぅ~と 質問攻め・・・ 『骨折はありません』『歯も大丈夫です』と 夢遊病者のように答えて・・・ 「今 一番痛む所は?」って質問に 『顔のキズを除けば 上腕骨の外側のシビレです』『多分 人差し指もシビレているので 脱臼した時 とうこつ神経とか 何かそのへんじゃないかと・・・』 「え! あなたは 何をやっている人・・・?」 『だから 何度も サイクリストだって・・・』 こんな時に至っても まだ・・・

そんな中 ベットの上では 看護師さん達が 僕の服を脱がしに掛かってる・・・ サイクリングのウエアーに 苦戦している感じ・・・ そして全裸!(もうろうとしているのに 綺麗な看護 師 さんは目に入る) (全裸を見られてる?)(どうせなら見られるなら 別な場所で・・・) 余裕があるのか ないんだか・・・
その場でレントゲン撮ったりしてから 頭部 頚部 胸部 腰部の 4箇所のCTを撮って・・・ そうそう 運が良い事に たまたま当直に 形成の先生がいらっしゃって クチと顔のキズの処置をしてもらうことができた(本当にこれこそラッキーだ!)
先生からは「顔のキズ跡は残ります 経過をみないとわかりませんが 半年とか 1年くらいで 目立たなくはなってはきますけど 皮膚の形状とかは変わってしまいます・・・」 との説明を受ける・・・ フィジカル面のダメージより はるかに大きな絶望感! でも 中途半な 慰めよりも アスリートとしては 受け止めるしかないと覚悟・・・ (まあ サイクリングでの負傷なんだから これも仕事だ!)
まあ アイドルやってるわけでもないので 『まっいっかぁ~』 『僕はサイクリストだし・・・』 そう思えば まあ気楽に考えられる!

そうこうしているうちに 家族が呼ばれて 病院に来ていた 大きな手術になった場合 麻酔の承諾に 家族のの同意が必要だったためみたいだ・・・

ってことで この写真は 当日から 6日目の顔! 当日から撮っているんだけど かなりグロイので ちょっとましになったので 載せます
くちびる おばけの Q太郎でした・・・ まだ 腫れてますけど ちょっと 見られるようになりましたのでぇ~

それより 心配を お掛けしました みなさん ホント すみませんでした

救急隊員の皆さんと 警察の方々 ERの皆さんにも 励まされて 本当に親切にしてもらいました 感謝です!  コケた時に たすけを呼んでくださった皆さんへ 本当にありがとうございました

20111219

湘南へ

この日も鎌倉です・・・ 久し振りに こっちにいた時の 練習コースをトレースしてみた

海岸線を 逗子から葉山に抜けて 横須賀に入ったあたりで 左に折れて いっきに「峰山」ってのを登ろうと・・・ 『あれ! どこだっけ・・・』 どうも 曲がり角がみつからない・・・

って言うか 新しい道ができてて ビックリ! 「湘南国際村・・・ ?」 なんだぁ~

とりあえず 行ってみたら トンネル通って 緩い登りが続いてて・・・ そしたら なんか開けてて 
マジ! ここは 何?・・・ そんな感じ!

お腹も空いたので 中腹にあった オープンテラスで なんか摂取! と思ったら 丼物を頼んじゃった・・・ シラス丼・・・ 数秒で完食した

今日も 「GROVE KAMAKURA」さんによって ちょっと仕事してきて・・・ そうそう お手数を お掛けしております! ホント ありがとうございます またお願いしまぁ~す

あとぉ~ 今年は 『落車はしなかった・・・』 なんて思ってたら 帰りに コケたぁ~ ん・・・ 大した事はないんだけど 唇と顎とかに擦過傷 クチの中をちょっと・・・ 左肩も まあまあ・・・

大事な「顔~」 ちょっと病院行ったら クチの中 縫われちゃってさぁ~ まいった! なので しばらく マスクでもしないと カッコ悪くって・・・ 自業自得! なので しばらく マスク顔でぇ~す

20111217

名札を貼った

熱も少し下がってきたので ちょっと 脚 回して来た・・・

でもまだ 首スジ バリバリ

この前 作ってもらった「名札」 貼ってみた 良いね!
モチベーションも 上がってきます

しかし 僕の身の回りには 子供みたいな大人? 大人みたいな子供? どっちにしても 元気な奴らが多すぎる・・・

元気を売らなきゃいけない僕が なんか 買ってしまいそうなくらいだ


まあ 軽々しく 「夢」とか 言いたくないけどさぁ~ そんなの忘れたら 生きてる意味ないし・・・ でも 身近に そんなの 忘れた奴らがいたらさぁ~

富豪でも 質素な暮らしをしていても 1秒は1秒! これは 変えられない事実 だよねぇ~ でもさぁ 想い描いたりする大きさは 誰だって限りないはずだよ・・・

やっぱ あきらめたらさぁ~ 腐った サンマの目になっちゃうからさ! そうならないように・・・ だよね

もう OFFも終わるし そろそろ 気持ちも 上げていかないといけない だけどぉ~ いやいや もっと 単純に 純粋に 素直に行けば良い事!

とっとと カラダ 治して ココロも作っていかなきゃ

ヤバイ・・・ また熱が・・・
ちょっと アイシングして 明日に備えるかぁ~

まだ 腐るわけには いかないからね

20111215

ちょっと発熱

弱いねぇ~
これって フーターズ風邪?

セキも 鼻水も のども まったく問題ないんだけど ちょっと 発熱! 多分 36.2度くらい・・・

ヘロヘロです

サイクリストとしての 環境整備も 着々と進んでいる時に ん~

戴き物の チョコレート ガッツリ摂取して 治しまぁ~す

いっきに ぜんぶ 食べちゃう勢いです・・・

20111213

次期戦略

HOOTERS TOKYO
http://www.hooters.co.jp/

ふざけてますねぇ~ こうゆうところで・・・
マジで 来期の戦略会議 やってきました

っていうか~ すげぇ・・・ 店に着いたら 並んでて 僕の前に 2組 『もしかして 並んでますか?』って聞くと 「そうです ここが最後です」って

『本当かよ・・・』と しょうがないから 後ろについたら 僕の後ろに あっという間に行列・・・ 20人くらい

そんなんで どうにか店内に案内されて・・・
うぉ~ 健康的な女の子!(ウフフ) いっぱい・・・ (ここは そうゆうお店なんです) 外国人のお客さんもいて まあ 外国だと思えば なんてことない(何を考えているのだろう?)
お持ち帰り(?)・・・ そういう お店ではない!(危ない危ない・・・) 変な気 起こすな!

メニューに ヴィクトリア ビター(VICTORIA BITTER:メルボルン産)があった・・・ 何年かぶりに 懐かしい味! 色々 思い出しながら・・・ 堪能

それに ジャンクフードと ワインをガッツリ!(さすがに 揚げ物はたのみませんでした)

そして 話の内容は 「サイトウは いったい 何をこれからやりたいんだ」 と 詰められる!(しかも こんなお店で!)・・・ マジです

スマートに サクサク 物事が整理されていって 方向が クリアに!見えてきた・・・ サイクリストとしてのフィールド ちょっと 創り直し!ってことで・・・

まあ 僕一人で できることではないので みんなに 皆さんに またお願いしたり たすけてもらったり お世話になることばっかりなんだけど・・・ 動いていきます 創ってまいります!

20111212

冬服 着こなし術/サイクリスト編

なんか 女性誌の見出しみたいな・・・

1年中 おんなじウエァー着て まるで アニメの登場人物? でも 外側は同じでも 内側が違うんだよねぇ~

外見は 全くおんなじ 長袖ジャージ でも 素材って言うか 作りが違う

冬って言うから なんだかわかりにくい・・・ 僕の場合は 気温で決めてて・・・

基本は 16℃と 9℃が ボーダー(框)
(日本の 関東に限っての事!)
(海外とかは また 違うんだけどねぇ~)

そうそう 15℃以下だと アームウォーマーから 長袖ジャージに切り替える・・・
8℃以下は 素材を替えたアイテムに! って感じかなぁ~

厚手の物と 薄い物! シューズカバー レッグウォーマー グローブに 下着も・・・

まあ 晴れとか くもりとか 風の方向とかでも 微妙に替えてはいるんだけど サイクリングを 快適に楽しむためには 結構 かなりの 勝負どころな感じだと 僕は思う
(まして レースなら なおさら勝負どころだぜ!)


下着は こんな 2種類・・・ 新素材の発汗性の良いヤツ(色々)と ウール(厚手と薄手)の組み合わせ! その上に もう一枚(長袖か半袖)を着てから この(写真の) どちらかのジャージを着る

なので 基本的には 4枚 着込む!

風が強い時には 線維でできた(紙みたいなヤツ) 全面のみのものと ベストタイプの 風除けを インナーの上か ジャージの下に着る(日本では もう売ってないかも・・・) アナログだけど かなり 高性能!

それと ネックウィーマー
僕は すっきりしたタイプが好み

あと 最も重要な事・・・ ファスナーの位置を マメに調節する 2~3cmくらい 常に上下させて 服の内側の空気の量と温度を 体温とそって 細かく調節する

身体を 常に良い状態へコントロールする! これも サイクリングの楽しみ方の 1つです

サイクリングは ヨーロッパ生まれ・・・ 寒い季節でも 楽しまなきゃ! (僕は ちょっと苦手だけど)

20111209

ステッカー

すごぉ~い!
こんなの つくってもらった・・・

フレームとかに貼る スッテッカー

一緒に練習している選手なんだけど 昨日 シーズンも終わって 来期の計画の相談と カラダのメンテナンスとコンディショニングに来てくれて・・・
「こんなのつくってみました・・・」って

ん~ 幸せを感じています! ホント 嬉しいですねぇ~
みんなに 配りたくなっちゃうよ・・・

本当に ありがとうございます!

20111207

若干!頬の内側に贅肉

そりゃ~ 毎日 飲んだくれてればねぇ・・・
僕は ウエイトが増えはじめると まず 顔から膨れ出す・・・ それからカラダ! 絞る時は カラダから鳥ガラになっていって 最後に 頬がコケるって感じ

顔からって言っても まずは クチの内側に 贅肉が着きはじめて・・・ ウエイトが増えてきたことを知らせてくれる! うまい具合にできていて(僕のカラダ) そんなんだから 食べ物を摂りすぎていると 必然的に「もう 食べすぎだ」って カラダが教えてくれる仕組みになっている

今朝の朝食の時も トーストを撮っていて 次に『何食べようか・・・』って時に 頬の内側に 若干の違和感! 「もう 食べるの よしておけ」って感じで 微妙に クチの中が窮屈になってくる・・・

その警告を 無視して 食欲に負けて食べ続けると 必ず クチの 頬の内側を噛んでしまうことになる・・・ やばいね このカラダ!

ってことで クチの中 血だらけにならないように 不摂生(?) もう少し楽しみまぁ~す

20111205

久々に楽しいサイクリング

多摩サイ 河口に向かって
東京側・・・

12月~
なのに まだ あんまり 寒くない!

実はぁ~ サイクリングって・・・
この何年か? この 何十年か 楽しんだことなかった かなぁ~

練習とか 仕事でしかで 自転車に乗ってなくって・・・・

いつも 『仕事以外で 自転車は 乗らないから・・・』って 言っててさぁ~
でも なんか 今年は この季節 気持ち良くサイクリングが楽しめてて・・・

自転車が サイクリングが こんなに おもしろいって ホント 純粋に感じている! どうしたんだろう~

歳? 取った・・・ (まさか そんな事 思ってないけど)

貧乏プロ!やってても・・・
応援してくれる方とか 支えてもらっている方とかも 本当にたくさん増えて 『やっぱ 自転車やってて 良かったって』 ホント実感です
こんな サイクリストクズレ・・・ だけど~ まだ できる事 あるのかな・・・? 

そんなこと考えながら走っていると 景色とかもめに入ってきて リラックスできる

練習がはじまったら あんまり都心には来ないので この時期 のんびり都内を走ってきた

あと少しだけ こんな気分でOFFを楽しんだら また 来季が待っている

終わりなき戦いに また備えて サイクリング 楽しみまぁ~す

20111202

【WebセミナーVol_1】 ペダリングの記憶

ペダリングは脳に記憶させるべし!

スポーツの上達には 目標とする動作を繰り返す事によって 思った動き 理想とする動きに 近づくことができる まあこの事を「練習」って言っているんだけど・・・

でも スポーツって あまでも趣味(?) しかし その言葉だけでは括れない魅力ってのが スポーツにはあって だからみんな 大切な時間を使ってスポーツをしているんだと思う

その瞬間 その日 気のままに楽しめれば良いって 楽しみ方と 目標や到達点を想像して そこまでのプロセスをも 楽しんでいる方もいる・・・
そのプロセスって あくまでも目標までの途中経過なので 必ずしも 楽しいと感じる時間ではなくって むしろ 苦しかったり 悩んだり つまらなかったりすることの方が多いのではないかと思う
コツコツ一生懸命にやっていても 目に見える進歩が少なかったり 更に 進歩ってのが自覚できないと いくら目標や到達点を想像しても 楽しいって感覚とは 程遠い・・・ また 自分が向かっている目標に 「この練習であってるの?」 なんて疑問を持ちながら練習している方も 少なくないと思う

そのためにも 今日は そのプロセスについて ちょっとお話しようと思います

やっている事に「無駄」は 存在しないと 僕は思う! 間違っていると思えば 修正すればいだけのこと・・・ でも あっているのか 間違っているのかが解らないまま 曖昧な練習になってしまうことが 本当に厄介なんだ
それに加えて 目標までの近道ってのは無いにしても・・・ 間違っていること? 間違った練習? いや言い替えよう 目標に向かっていない練習になっているとしたら それは 大きな遠回りになってしまう
「こうすれば良い」って 様々なスポーツの歴史と それに関わる人達が解明し 実績を証明してきた理論やメソッドがあって わざわざ それに逆らう必要はないはず・・・! もちろん サイクリングも 歴史のあるスポーツなんだから

そこで 今日は 1つ! 理論とメソッドを紹介します 

この事は 脳の中にある「記憶」ってのに 大きく関わってくるんだけど・・・ 研究者の方々が言うには「小脳の回路や 小脳皮質のプルキンエ細胞のシナプスとの関係(LTD: Long-Term Depression)」とか らしいけど・・・ (僕も只今 勉強中でぇ~す) まあ とても難しい仕組みです!
でも しっかりとした仕組みがあって しかも 人体の基本的な仕組みだと言う だったら 僕達も その仕組みってのを使えるようすれば良いって事! この 脳にある「記憶」って仕組みを スポーツのパフォーマンスに置き換えて 少し解いてまいります

人が身体を動かす時には 目で見て 頭で考えて 脳から運動神経経路を使って筋肉に命令を送る・・・ この事は どなたでも知っていて 当たり前の事!
①目で見て
→②頭で考えて
→③脳から運動神経経路を使って筋肉に命令 
→④筋肉が収縮) →動作となる

この 動作までの 4つの仕事に加えて 「記憶」ってのを追加すると・・・ 目に映ったものが 以前に 1度でも見た事があれば その動作が記憶に残っていて 目に見えた瞬間に 次になにをすればいいかって 考える必要がなくなる・・・ そう 「考えて」って仕事は省かれ 脳に記憶された動作を 考えることなく 繰り返す事ができる 目に映った瞬間 運動神経経路を使って筋肉に命令が送られ 動作につながることになる
①→③→④→動作(②が省かれる)

簡単に言えば 脳に 1度記憶された動作は 次からは 考えることなく動作につなげることができるって事だ 

まあ 日常生活ていどでの動きくらいでは 1度でも見た事にたいしての動作は 考えなくても 身体が自然に反応するんだけど これが こと スポーツのパフォーマンスとなると そう簡単には 思う通りに身体は動かない・・・ 何故なら 運動神経の経路と筋肉ってのが 自分の意思通りに動かす事ができるかってことが大きな問題になってくるからだ

まず 運動神経の経路・・・ 読んで 文字の通り! 「運動神経」のこと 単純に言うと 脳からの指令を筋肉へ伝える役目!(人体の中を 天文学的に走り巡っている) その伝達速度が速ければ速いほど良い(誰でもそんなの解ってると思うけど) じゃぁ その伝達速度が遅いって どういう事か・・・? 

僕たちの 幼少時の頃を考えてみよう・・・ 先ほどの 動作に繋げる 4つの作業なんか まったく考えなくっても いや 考えるより速く カラダは反応して動いていた(遊びまわっていた)はず 5~6歳のころ・・・
そんな時期をピークだとすると 学校で勉強し 社会人になって 運動ってのからだんだん離れていって・・・ 運動神経経路も筋肉も 使われる範囲や場所 部位なんかが限られた部分しか使わなくなって(限られた部分だけで生活はできるから)・・・
まあ プロとかのアスリートなんかは ほとんどが この 5~6歳の時期からスポーツを始めていて 運動神経経路も筋肉も 維持しているというよりも 更に向上 進化させていることになる

それと筋肉・・・ せっかく脳からの命令が迅速に伝わっても 自身が想像することと同様に 筋肉が収縮しなければ 曲げたいと思った角度まで関節は曲がってくれなくって 伸ばしたつもりでも 伸びきれていないとか 上げたつもりが 命令した場所まで 筋肉が収縮してくれない・・・ 重ねて言うと 収縮させなければいけないはずの筋肉が まったく使われていない場合も多くあって この事は 特別めずらしい事ではなく 成人となったカラダは みな そう変化していく流れなんだ・・・

ただ 関節を曲げると言っても どの筋肉を使って 関節を曲げているかってのが重要で・・・ サイクリストに例えるなら ペダルを踏む時に 大腿部の前面をつかって踏む または 大腿部の後ろ側を使って踏む・・・ どっちでも ペダルを踏むことができる・・・ って事!(詳細は省きます)

少し 本題へもどして 具体的に「記憶」ってのに ふれてまいります

(メジャーリガーの)イチロー選手のバッティングを見て 脳にフォームを記憶する事ができても 「①目で見て→②頭で考えて」まではできても その先にはつながらない(先ほど話したとおり その先には 運動神経経路と筋肉の収縮がある) 

でも 逆からひも解くとすると 1度でも イチロー選手と同じ(形だけのマネではなく)動作をすることができれば そのパフォーマンスを脳は記憶する事ができるって事になる・・・ ん~ そんな事は ありえないけど!

ここで重要な事は 「①目で見た」の次! 「②頭で考えて」って事です

プロのコーチやトレーナーだったら プレイヤーのフォームを見ただけで 僅かな関節の動きや どこの部位の筋肉が動いているか また 動いていない部位や 動かさなくてはいけない関節の向きや角度 アライメントなんかを 目で見て判断できる(それが仕事だから) そこまでみる事ができて ここでは 「①目で見て」の作業とする(あくまでもスポーツのパフォーマンスって事で)

そうすると 多くの場合 「①目で見て」って言っても 見なければいけないところを 見ていないことになる(みなさん 失礼!) 肝心なところが見えていないのに 次の 「②頭で考えて」って 何を考えているのだろうか(また失礼)・・・ ってことになる

さて ではもっと具体的に サイクリストに向けて解いてみます

例えばぁ~
ヒルクライムで言う 理想的なケイデンスは AVG 75回転/毎分とされているらしい・・・ けど~ メーターのディスプレイと睨めっこしながら 75回転で 山を登る練習をする事とは意味が違う(言っている意味 解りますか?)
タイムトライアルで登って データを振り返って その結果が仮に AVG 85回転だったら 「もう少しギアをかけられた」 AVG 65回転であれば 「脚が回らなかった」とか「ギア倍数 掛けすぎだった」とか フィードバックして 次の練習につなげる・・・
もちろん 登っている(TT)時に 確認しながら登るってことも重要なんだけど(具体的には 今回は省きます)

脳に記憶させるべきものは ディスプレイの数字ではい 脳に記憶させるべきものは いま 自分のカラダの どこを どお使っているかってことだ・・・
ケイデンスって言う数字をイメージしたり メーターのディスプレイと睨めっこする事ではなく 脳に記憶させるべく大切な事は 自分のカラダ 脚が どう動いているかって事を できる限り詳細に 脳に伝える・・・ ギアが重いとか軽いとか 脚が回っているとか 回ってないとか からでいいんです とにかくはまず 自分お身体の分析をして 認識することが 脳に「動作の記憶が残る」 仕組みなんです

でも ここで厄介な事は 動作の記憶って 悪い動きであっても しっかりと記憶されてしまう・・・
ココで言う 良い動きと 悪いってのは 自身が理想とするペダリングと そうではないペダリングって事にします(理想のペダリング・・・ これもまた課題なんだけどねぇ~) また 理想とか 目標ってのを見つけることも 一苦労なんだけどねぇ~(今回は端折ります)

ペダリングの練習では この 悪い使い方をしている動作の記憶ってのが 本当に邪魔になってくる 何度も言いますが 一度 脳に記憶された動作は 無意識にできてしまう(動いてしまう)・・・ もし「こんなペダリング したくない」「こうじゃないんだけど・・・」って思っていても その動きが記憶されてしまっているので どうにも これもまた厄介なんです(ようは 癖みたいなもの) なので ペダリングの修正をする際の基本は いつも言っている事なんだけど 『丁寧に』ってヤツが重要なんです
ケイデンスにとらわれて 雑なペダリングなると 練習の目的がわからなくなってしまうので 要注意

ペダリングでは 9個の筋肉を使います(セミナーVol 7より)
踏む時には : 大腿二藤筋 半腱様筋 半膜様筋 薄筋 内側広筋 の5箇所
引く時には : 腸骨筋 大腰筋 縫工筋 薄筋 大腿直筋 の5箇所
※薄筋だけは 踏む時も 引く時にも使う

プロのアスリート サイクリストであれば 自身の最高のパフォーマンスの記憶が鮮明に 脳に残っているので 「フォームの修正」とか 「ペダリングの修正」ってのが 記憶から 元に戻したり また 新たに改造したりすることができるんだけど・・・
(プロであっても(どんなスポーツでも) フォームが崩れたり その都度 修正したりします)  

実際に 理想の動きって サイクリングを始めたばかりのサイクリストや 伸び悩んでいるサイクリストにとって 「雲をつかむようなこと」! 当然 到達した事がない動きなので 記憶にもないし・・・

なので・・・ 「①目で見て →②頭で考えて →③脳から運動神経経路を使って筋肉に命令 →④筋肉が収縮)  →動作」 ではなくって 記憶するための順番を 少し入れ替えて行う

④筋肉が収縮) →動作(丁寧に細かく意識してペダリングする)
→逆の経路で 運動神経経路を使って 脳に(脚 カラダが どう動いているか)フィードバックさせる
→②頭で考えて(記憶させて)
→③脳から運動神経経路を使って今度はフィードバックさせた動きを筋肉に命令する
→④筋肉が収縮(フィードバックした記憶の動きを再現) →動作(ペダリング)

この繰り返しってのが 冒頭に言った 「動作を繰り返す事が練習」ってことなんだけど・・・ 厳密に言うと 同じ動作を繰り返すのではなく 1回転 1回転ごとに しっかりと考えて 記憶された動作の フィードバックされた記憶が重なっペダリングになるため 常に新しいペダリングって事につながってくる

僕はよく 一緒にトレーニングや練習をしている方達に カラダを変えるって「電話帳を 1ページづつめくる」「紙を 1枚づつ重ねるような」・・・ なんて表現をしているんだけど 練習って そう言うことです(気が遠くなりそう) だからこそ 間違わないようにって いつも言ってるんだけどねぇ~

ガンガン練習すれば そりゃ~ そこそこは強くなれるし 上手にもなれる でも もし それ以上なパフォーマンスを手に入れようとするならば しっかりと 自身のペダリングを身に着けること 脳の中に 鮮明に記憶を創って どんなに苦しい時でも 無意識で最高のペダリングができるように 脳に刻み込む事だよね

今日は ここまでです
長文に お付き合い戴きまして ありがとうございます
質問なんかは ココ から 気軽に下さい

補足
・「①目で見て →」ってので イメージトレーニングにつなげる練習方法もある
・引退したプロ選手など 現役を離れていても 脳の記憶は残っているので(衰えた部分は除き) パフォーマンスを再現することもできる

過去のセミナー Blog
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