20131004

フレームビルダー

オーダーするって さぁ~

僕の最初の ロードレーサーは ケルビムからです 今野 仁さんの 吊るしのフレームからでした 14歳の時です! 結局 サイズが合わず(わからないで 大きすぎるのを買ってしまい) もう 1っ本 買い直しぃ~ 中学3年のとき・・・

駒沢の ホタルレーシングクラブに入れてもらって みんなと一緒に練習するようになって その中に 全日本選手だった 田辺さん(田辺昭夫さん)が 九十九サイクルスポーツを始めた頃で 一緒に練習してもらっているうちに 「フレームつくってあげる」って 声をかけられて・・・ 僕が はじめてオーダーしてもらったフレーム カラビンカです!

田辺さんとは 毎日のように練習していたので 当時の 僕の走りの全てを診てもらっていたのか 実際に製作するにあたっては スムーズなヒアリング? カウンセリング? まあ たくさん話をして 僕のカラダ いや 僕の走り  僕がこれから どう走っていくのかってフレームができあがった 高校生時代に 乗りました

実業団選手となって カラビンカで もう 1っ本 オーダーして 2シーズン・・・ でも カラダが どんどん変わって レベルの高いカテゴリーで走るようになり 走り方も 否応がなしに フレームを変えなければならなくなって・・・ 当時 茨城を拠点にしていたので 近くに シクロウネさん(今野 義さんのお店)のお店にお邪魔することも度々あり 当時 シクロウネの番頭さんだった 羽山さん(現 ウエスティーさんのオーナー)と話をして 三連勝(フレームの名前)をオーダーすることになった 
実際の ビルダーの 牧野さん(現 マキノサイクルファクトリーさん)とは 話をすることはなかったんだけど 羽山さんと 詳細に話をして製作してもらった

その後 チームを移籍し 高平さんのヴォーグ 千葉さんのアマンダ 柳沢さんのヤナギサワ・・・ またヴォーグに戻ってから キヨへ・・・

このころ僕は スケルトン ジオメトリーの全ての アングル 角度 を細かく指定するだけではなく  エンド 小物の位置 細工 そして パイプの切断箇所まで すべて 僕が指定して創ってもらっていた しかし まぁ~ なんて 生意気・・・ でも その指定する全て 意味があって 「カッコいい」とか 「好み」とかではなくって 走るために 絶対必要な条件なので ビルダーさんは 全て聞いてくれて その通りに創ってもらいました

フロントフォークは 太いほうから使って バテッドの残る位置 オフセット ハンガー下がり 集合ステイ ボトルゲージの位置・・・ などなど (ビルダーさんに なんて 生意気な クチをきくのか)

初めて キヨ(宮澤さん)のところに行ったとき サックリと 「オマエのは 創らない」って 断られ  「オマエが乗って 遅いって 言われたくないからな~」 なんても言われて・・・ 言い換えれば 『遅いヤツには 創らない』って 言われているような・・・

宮澤さんとは 宮澤さんが イタリアから帰ってきたばかりの当時 少しだけ話したことがあったくらいで その後 レース会場で 時折 「なんだよ あの走りは・・・」「練習してんのかよ・・・」なんて 若干 叱られ 話しかけられてはいたんだけどぉ~

そう なかなかつくってくれるって 返事がなく 僕が 一方的に 話し続けてたんだけど 何度目かに ちぎったメモ用紙を渡され 「サイズを書け」って・・・ マジ!

フレームをオーダーするって まあ 通常は 身体に合わせて 乗り方に合わせて ビルダーさんと相談して創られる それか または 競争 競技に特化したビルダーさんのは まず 選手の走りを診る その選手のレースを診て 選手の走りを診て 選手とコミュニケーションをとり 選手の性格や 目的なんかを引き出して製作する・・・ 後者の場合 サイズ スケルトン ジオメトリーの全て ビルダーさんが決める 言い換えれば 乗り手 選手は 乗り方 走り方 どう走りたいか どう言うレースをしたいかを ビルダーへ伝えるだけ その要望に ビルダーは 設計して製作することになる だから 選手は設計に クチは出せない 出さない! 関西の 長澤さん(ナガサワ)とか キヨも同様だ ヴォーグ カラビンカや アマンダも おんなじはず(基本的に?)

じゃなきゃ 良いフレームにならない だから 良いフレームになる!ってことなんだ そうじゃなかや ビルダーの腕がいかせない・・・ だから 選手は 自分が決めた ビルダーに任せる

そう 自転車で飯を食っているヤツらは 当たり前だけど 走りに妥協はできない 妥協のない選手の要求は 半端ない! ビルダーへ それだけの要求をする・・・ その要求にたいして ビルダーさんは 100パーセント応えるってことだ だからビルダーは 妥協のない選手の走り レースを診る 選手と話をする そして 選手が求める 100パーセント以上のフレームが誕生 生まれてくるんだ ん~ 最高の醍醐味ですね

僕のクチからは Blogでは この辺までしか書けないけど 最近 オーダーについてのことが いくつか入ってきて 直接メールで返信したりとかもしたんだけどぉ~ そう 自分のフレームを創って 妥協のない自分自信と ビルダーさんとの関わりが 最も重要とだと 僕は そう思う