20150602

Tactics|逃げる:専門

いまの言葉だと 当てはまらなくって・・・ なんて言うのかなぁ~ こんな走り?

「(全力で) ダッシュは していない」 観る側からは アタックして  加速しているように映るかもしれないけど・・・ 離脱して走っているときでも 全力で走ってはいない

そうそう 「後ろを見ながら 振り返りながら」 そんな走りでは 無理なんです(笑)

目的は 大きく 3つ! ゴールまで逃げ切る チームの戦略 もしくは コンディション創り(ツアー選手の練習※1)

※1:転戦するツアー選手は チームオーダー次第で動く (レースする 走る)ので 特別な戦略 任務がないと (レース中の)集団の中では「待機」 いつでも 脚を使いに行けるように 集団の中で脚をためんながら レースを走っている・・・ そんなレースが続くと 「負荷が足りなく(練習不足となり)」 いざ レース中に指令が来た時に 満足な走りができないくなってしまうといけないので レースをしながら レースで コンディションの調整 練習をする! (レースの中で 必要な負荷を掛ける走りをしたりと 脚を創る練習をする) 選手の方から 「今日は 負荷を掛けたい」とか チームに要求したり または チームの コーチ 監督からの指示で レースの途中に 勝負に関与しない 「逃げ」の走りをしたりもする

レースでは (現在の 国内でのレースとは異なる?) メイン集団から 集団より少し速いスピードで 単独で加速し離脱・・・ 自分でペースを創って スピードを維持・・・ この選手に 他の選手も反応して メイン集団から個々に飛び出す・・・ 必然的に 集団が形成され メイン集団の前に 集団ができることになり メイン集団にいる選手は 前の集団に入れないと 勝負にならないので メイン集団の前に形成された集団を目指す・・・ メイン集団の前に形成された集団が大きくなれば 当然 「メイン」は 最前線の集団へとなり この メインとなった最前線の集団からは さらに 単独で離脱しようとする選手が生まれ 離脱合戦は 繰り返される・・・ この繰り返し

従って ドンドン 前に 集団が分散していくのが 普通のロードレース・・・! 言い換えれば 集団の後ろに 着きっぱなしでいると あっと言う間に 第5?第6?集団・・・ 最後尾の集団ってことになるんだ  (「メイン集団の先頭を引く」 レースで 「集団の前を引く」 そんな選手はいません) 

なにも動かず 集団から 飛び出さない (飛び出せない 着いているだけの選手)は 必然的に ドンドン 後尾の集団となる仕組みのレースでは この飛び出す走りを 決して 「逃げ」と言った位置付けではなく 当たり前の ロードレースの流れ・・・ まあ 1回のエスケープで 逃げが決まるほど レースは甘くないことは みんな解っていて 飛び出す走りを 何度も繰り返し 最終的に 追いついてこれない 他の選手が 追ってこなくなるまでの走りができて はじめて 「逃げ(逃げが始まる)」 といった走りになる・・・ こんな展開のレースは 最も コンチネンタルチーム または ジュニアの 基本的なレース展開ってこと

レース中に 同じ選手が 何度も離脱を繰り返す展開なんかでは 他の選手たちが その度 反応することがキツクなって 選手どおしで 「もうアイツ 行かしちゃおうぜ・・・」 なんて言葉を交わすことなんかもあったりと・・・ こんなレース 観ている方は たまらないよね・・・

ちなみに 高速で(スピードの速い)展開するレース程 こんな展開になって 逃げもガンガン始まって・・・ そう かつては 国内のレースも こんな姿だったんだけどねぇ~ 

国内の プロカテゴリー また エリートカテゴリーのレースで まず やらなきゃいけない走りとは 至ってシンプルで まず 『集団の中で 自分の走りを施行する』 まずは ココから・・・ ぶっちゃけ メイン集団で 完走すらやっとの走りで 展開もクソもない(マジ深刻!) 何度も アタック(?)して クタクタになって走っているようでは 「遊んでいるだけ」 レースなんて していないってことなんだ (ちゃんと レースを しようぜ!)

集団で走れるって 集団の中で動けるってことで 前に行ったり 下がったり・・・ 上がるときは当然 集団のスピードより 速いスピード走らないと 上がっていけないし・・・ また集団の中で 楽な(楽に走れる)ボジション(位置)を探したりとか・・・ 危ない選手のそばにはいたくない また その逆に 狙っている選手 脚をためている選手の近くにはいたいとか・・・ そんな展開から ゴールへ向かい 勝負の準備ができるようになると こんな走りの基本から 『集団の中で 自分の走りを施行する』 そんな走りができるようになることで その先の走りが魅えてくるんだ 

さて この先・・・ 集団の中で動けるまでになって 走っている集団で 脚があまる(スピードや展開に余裕ができる)まで走れるようになってくると ゴール勝負を狙う走りに徹するのか または 単独 もしくは 少人数で逃げる走りでゴールを狙うのか この 2通りだけ・・・ でも 単独で逃げ切ることができなければ 必ず ゴール勝負は必要になる

走りに余裕が生まれたからと言っても 集団のスピードと またそれ以上のスピードで この先ゴールまで逃げて 走り切ることができるのか・・・ そんなことを試す走り ん~ たまりません! そう そんな走りのために そのための練習をするんです 何度も何度も・・・

逃げることを狙っている選手は 「逃げ切る」ことを前提に走っている もう少し解りやすく言えば ゴールまで走り切る走り 速度 速さで走る! 必要以上に 集団を引き離そうとしたり オーバースピードになって タレてしまうなど(問題外ですが) ないんです・・・ そう だから 全力(全開)で逃げているようでは 逃げられないってことなんです! ちゃんと 後方集団のスピードに合わせて スピードをコントロールして しかも そのスピードで走ることが 「オーバースピードではない」 自分の「AT(最高巡航速度)以内」のスピードで走れることが前提だ・・・ 単独で行ける(走る)なのか もしくは 少人数なのか・・・

この写真は 100㎞以上 逃げて あとちょっとで ゴール・・・ そんなシーンです!

ってことで 結局は また スピードの問題なんです 速いスピードで走ることができなければ 1000W の練習しても 実際に 時速50km/hで巡航できなきゃ 話しにならないんだよねぇ~ (いっつも何度も言うけど)ワットの数値と 走るスピードは 正比例ではない・・・ 踏めば (踏む練習で)パワーは身に着くかもしれないけど 脚がまわってないと 時速を上げても その速度の維持 高速で走り続けられなんじゃねぇ? 速い速度で巡航 維持して走れなきゃ レースじゃ 話しにならないよね

『いっかい行ったら 戻ってきません』 言いたいよねぇ~ フフフ


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